オレステス
またまたシアターコクーンで、蜷川芝居を見てきました。
今回は、藤原竜也くんで「オレステス」。
これは、ギリシア神話のアトレウス家の物語に基づいた悲劇です。ギリシア神話のうち、英雄たちの逸話には、いくつかの家系が繰り返し出てきますが、このアトレウス家もそのひとつです。結構悲惨なと言うか呪いと殺人の連鎖と言うか・・・その家の物語の最後に位置するのが、オレステスとその姉のエレクトラです。
ギリシア悲劇は、野外劇場で白日の太陽のもと、仮面をつけた俳優たちによって上演されました。劇空間が閉じていないこと、台詞が重視されていたことなどの特徴は、近代演劇の対極にあるといえます。
さて、そのようなギリシア悲劇を、今回蜷川さんはとてもシンプルな装置に乗せて送り出しました。灰色の館の壁に入口の白いバツ印が浮かんでいるだけです。へぇー、と思っていたら、なんと雨が降りました。それもかなりの水の量。俳優さんたち、寒かったでしょうね。
父の仇を討つことは、母殺しの汚名を着ること。血で血を洗う呪いと復讐の連鎖をどうやって打ち切ればよいのかという「オレステス」のテーマは、中東の状況が泥沼化する今の世界にこそふさわしいものかもしれません。法に違反した報復殺人は悪だと言い切るオレステスの祖父、テュンダレオスの言葉が印象的です。ただ、中東の戦争に関わっている国の国歌が流れ国旗を印刷したビラがまかれるという最後の場面の演出は短絡的に過ぎました。
藤原くんは大人になりました。いい俳優さんです。
今回は、藤原竜也くんで「オレステス」。
作 エウリピデス 翻訳 山形治江 演出 蜷川幸雄
出演 藤原竜也 中嶋朋子 北村有起哉 香寿たつき 吉田鋼太郎 寺泉憲 瑳川哲朗
これは、ギリシア神話のアトレウス家の物語に基づいた悲劇です。ギリシア神話のうち、英雄たちの逸話には、いくつかの家系が繰り返し出てきますが、このアトレウス家もそのひとつです。結構悲惨なと言うか呪いと殺人の連鎖と言うか・・・その家の物語の最後に位置するのが、オレステスとその姉のエレクトラです。
ギリシア悲劇は、野外劇場で白日の太陽のもと、仮面をつけた俳優たちによって上演されました。劇空間が閉じていないこと、台詞が重視されていたことなどの特徴は、近代演劇の対極にあるといえます。
さて、そのようなギリシア悲劇を、今回蜷川さんはとてもシンプルな装置に乗せて送り出しました。灰色の館の壁に入口の白いバツ印が浮かんでいるだけです。へぇー、と思っていたら、なんと雨が降りました。それもかなりの水の量。俳優さんたち、寒かったでしょうね。
父の仇を討つことは、母殺しの汚名を着ること。血で血を洗う呪いと復讐の連鎖をどうやって打ち切ればよいのかという「オレステス」のテーマは、中東の状況が泥沼化する今の世界にこそふさわしいものかもしれません。法に違反した報復殺人は悪だと言い切るオレステスの祖父、テュンダレオスの言葉が印象的です。ただ、中東の戦争に関わっている国の国歌が流れ国旗を印刷したビラがまかれるという最後の場面の演出は短絡的に過ぎました。
藤原くんは大人になりました。いい俳優さんです。
COMMENT
次の藤原君出演作は、野田秀樹の野田地図で「ロープ」だと思います。なんか共演者も豪華メンバー=TV露出度の高い人たちで、チケットとれるかなぁ。取れたらお誘いします。
2006/09/18(月) 07:32:29 | URL | Carat #bgxCnv1A[編集]
藤原くんいいですね!今度は是非ご一緒したい。
2006/09/16(土) 09:29:17 | URL | susan #CjIliHw2[編集]
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