備忘録なんだから・・・
今日は地震がありました。東京は震度3。ドンと縦揺れが来たのでハッとしました。家に帰りついた頃には雷雨。怖いものが二つ揃いました。
さてさて、開会式の過剰演出もなんのその、オリンピックはどんどん競技が進んでいます。毎日、TVをザッピング。たった今も、ウサイン・ボルト選手が、100mに引き続き陸上200mで、ダントツの優勝を遂げたのを見たところです。それも、マイケル・ジョンソンの世界記録を破る19秒30というとてつもない記録で。スタート前の矢を放つような構え、あれは、自分をリラックスさせているのでしょうか・・・とにかく、とてつもない選手です。
ボルト選手とは全く関係ないけれど・・・備忘録なんだから、読んだ本のことは書いておかなくちゃ。
吉田修一 「ひなた」 (光文社文庫)
主人公は4人。社会人一年生のレイ、そのボーイフレンド尚純、尚純の兄夫婦である浩一と桂子。この4人の過ごす四季のお話です。4x4で16のお話があるという趣向。
劇的なことは起こりません。たとえばレイちゃんは、仕事を通じて社会人として成長していきますし、尚純クンは、自分の出生にまつわる真相を知ることができました。兄夫婦は、お互いに対するコミットメントの度合いがあまり高くないけれど、冷たいわけでもないという、ある意味空気のような関係。兄弟の親は、バンコックに移住してしまうし、浩一の友人は転がり込んでくるし、レイの家族はやけにテンションが高いし・・・でも、やっぱり劇的ではないのです。すべて、日常の延長。
ま、人間の生活なんて、そんなもんです。誰もが、ボルト選手にはなれないのと同じ。だからこそ、最後の「自信なんて、なくてもいいよね?」という桂子の言葉が活きてくる。
もう一冊。
四谷シモン 「人形作家」 (講談社現代新書)
シモンさんの人形の写真をいくつか見たので、これも読んでみました。思っていたほどには、ドロドロした部分がない自伝でした。人形を作る中で、いろんな思いがすべて濾過され、昇華されていったのではないかという気がします。蒸留酒の製造過程みたいですね。
一度だけ、若い頃のシモンさんの舞台を見たことがあります。猥雑で、キレイでした。今のシモンさんは、静かで素敵なおじさま。上品なコニャックかな?
手仕事は好きですが、自分で人形を作ることはないと思います。怖いんだもん。
私の身の回りにあるのは、娘のお下がりのディズニーのキャラクターのぬいぐるみ程度です。その程度で充分!
2008/08/20 23:51 | 本 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP


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