サンフランシスコ
私、アメリカとは相性が悪いのか・・・仕事でしか行ったことがないのです。でも、アメリカの会社で働くこと30年。なぜでしょうね。
行きたいなぁ、とは思うのですが、転職して仕事が関係なくなると、全く行く機会がなくなってしまった場所のひとつがサンフランシスコです。今は、出張といってもジョージア州ですからねぇ、帰りにちょっと寄る、ほどには近くないのです。
リチャード・ブローティガン 「芝生の復讐」 (新潮文庫)
「アメリカの鱒釣り」よりも、こっちの方がするすると体にしみこんできました。自伝的要素が強い作品集、といわれているそうですけれど、フィクションだとか、スケッチだとか、エッセイだとか、そんなジャンル分けを拒む潔さがあります。
金糸銀糸が美しく織り込まれて、光の加減できらきら光るような、そんなお話がたくさん。
訳者の藤本和子さんによれば、これは、1962年から70年にかけて書かれた作品を集めたものだそうです。そうね、ヒッピーがカリフォルニアに集まった頃。世界が、まだ革命を信じていた頃。ベトナムでは戦争がどんどんと拡大していた頃。
ついでに
Coyote – サンフランシスコ クロニクル (Switch Publishing)
この雑誌でも、ブローティガンの短編が一つ、柴田元幸さんの訳で紹介されています。「徴兵されたストーリーテラー」。これも好き。
藤本さんと柴田さんの対談や、藤本さんの「ブローティガンの鱒釣り再訪の旅」も収録されています。写真もたくさん。贅沢な雑誌ですねぇ。
でも、こういう贅沢は好ましい。
こんどサンフランシスコに行ったら、Haight Ashburyの角に立ってみよう、と密かにココロを決めています。
2008/08/18 23:58 | 本 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP


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