友は雨とともに・・・
桜がぱぁっと咲いた3月末、一時帰国したアメリカ在住の友人と久しぶりで会った日も雨でした。昨日も雨。昨日は、高校以来の親友と会ったのですが、雨は友を連れてくる?
いずれにせよ、このところ呪文のように「有友自遠方来不亦楽乎」と唱えているような気がします。
近藤ようこ 「夜長姫と耳男」 (小学館)
坂口安吾の小説をもとにしたコミックです。「坂口安吾作品シリーズ」とありますから、もしかしたら、近藤さんには他の作品もあるのでしょうか?
凡人の想像力には限界があります。だから、耳男の彫ったバケモノの像も、夜長姫の笑顔も、頭の中で像を結ばない。それが近藤ようこさんの力を借りて初めて、鮮明なイメージとして受け取ることができたような気がします。美しい夜長姫の微笑みは、菩薩の微笑みのよう。およそ人の世に、菩薩の微笑みほど、凄みのある美しさを見せるものはないのかもしれません。
イアン・マキューアン 「贖罪 上・下」 (新潮文庫)
イアン・マキューアンは、なんとなく気にかかるイギリスの作家のひとりです。3部構成の長い小説ですが、まず小説全体を見通した緻密なきちんとした設計図を描いてから、言葉を選んで書いていると感じます。小説を書くというのは、そういうことなんですよね。マキューアンは才人なんでしょうが、才におぼれているという印象は受けません。
子供でもない、でも大人でもない13歳の少女。彼女の証言は、従姉が襲われた事件の真相を歪めるものでしかありませんでした・・・読み方によって感想も変わるでしょうが、第2部の最後のどんでん返しには息をのみました。小説を読んだ、という満足感が味わえます。
この小説、去年イギリスの本屋さんでベストセラーでした。映画化されて、そろそろ日本でも公開されますので、これ以上筋立てには触れますまい。
邦題は「つぐない」。「つぐない」というとテレサ・テンを思い出してしまいませんか?それに、贖罪と償いは、厳密に言えば、意味が違うのではないかと思いますが・・・
いずれにせよ、このところ呪文のように「有友自遠方来不亦楽乎」と唱えているような気がします。
近藤ようこ 「夜長姫と耳男」 (小学館)
坂口安吾の小説をもとにしたコミックです。「坂口安吾作品シリーズ」とありますから、もしかしたら、近藤さんには他の作品もあるのでしょうか?
凡人の想像力には限界があります。だから、耳男の彫ったバケモノの像も、夜長姫の笑顔も、頭の中で像を結ばない。それが近藤ようこさんの力を借りて初めて、鮮明なイメージとして受け取ることができたような気がします。美しい夜長姫の微笑みは、菩薩の微笑みのよう。およそ人の世に、菩薩の微笑みほど、凄みのある美しさを見せるものはないのかもしれません。
イアン・マキューアン 「贖罪 上・下」 (新潮文庫)
イアン・マキューアンは、なんとなく気にかかるイギリスの作家のひとりです。3部構成の長い小説ですが、まず小説全体を見通した緻密なきちんとした設計図を描いてから、言葉を選んで書いていると感じます。小説を書くというのは、そういうことなんですよね。マキューアンは才人なんでしょうが、才におぼれているという印象は受けません。
子供でもない、でも大人でもない13歳の少女。彼女の証言は、従姉が襲われた事件の真相を歪めるものでしかありませんでした・・・読み方によって感想も変わるでしょうが、第2部の最後のどんでん返しには息をのみました。小説を読んだ、という満足感が味わえます。
この小説、去年イギリスの本屋さんでベストセラーでした。映画化されて、そろそろ日本でも公開されますので、これ以上筋立てには触れますまい。
邦題は「つぐない」。「つぐない」というとテレサ・テンを思い出してしまいませんか?それに、贖罪と償いは、厳密に言えば、意味が違うのではないかと思いますが・・・
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