法師の湯、長寿の湯

春のような暖かさで、亀さんたちも顔を出した東京を出て、新幹線が上毛高原駅に滑り込むと・・・そこは雪国でした。風が冷たいし、雪も舞っています。バスに乗って猿ヶ京へ。さらにバスを乗り換えて、目指すのは法師温泉です。3月になったので、そろそろ這い出してもよい頃と、おなじみの中年徒歩組、久びさの温泉旅行です。
ある年代から上の方々は、法師温泉ときくと、上原謙さんと高峰三枝子さんのフルムーンのポスターを懐かしく思い出されるかもしれません。(残念ながら、湯殿の写真は、なしです。)

長寿館は大きな旅館です。かつて文人墨客を迎えた本館や別館は、今も変わらず湯治客を迎えています。
外は雪、お部屋は気持ちがいい。ゆっくり温泉に入って、掘りごたつでまた温まりながらTVを見たり、ぼそぼそと話をしたり・・・いいところでしたよ。な〜んにもなくて、古い建物には情緒があって、お湯はたっぷり。2泊、3泊と泊まって、のんびり湯治ができるともっとよかったのですが、仕方ありません。そのうちに、ね。

猿ヶ京と法師温泉を結ぶ町営バスは1日に4往復しているだけです。たしかに不便ですが、バスの接続がよいのであまり気になりませんでした。帰りには、猿ヶ京で、「まんてん星の湯」という日帰り温泉施設に立ち寄りました。3時間まで、650円。なんともリーズナブルなお値段ではありませんか。赤岩湖(ダム建設でできた湖のようでした)を見下ろす開放感にあふれた露天風呂があり、秘湯と呼ぶにふさわしい法師温泉とは違った雰囲気。ちょっと得をした気分です。

上毛高原駅は、奥利根の温泉巡りの拠点。近くには、四万温泉、水上温泉、宝川温泉、老神温泉などなど、有名な温泉がたくさんあります。新幹線にしては珍しく、よく考えられたロケーションに駅を造ったものだと、妙なところで感心したりして。
山のいで湯、新緑の頃にはさぞや気持がよいことでしょう。しばらく奥利根通いをしようかしら・・・
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