Super Tuesday
雪の降りしきる日曜日に東京を発って、アメリカに来ています。2日間の会議も終わり、今日は夕方からはTVとネットにかじり付いて、大統領選挙の予備選挙・党員集会の報道を見ています。
会議の間も、昼食時に候補者の品定めをしている人がいて、やはりアメリカは選挙の年だと実感。
実は、8年前、ブッシュ対ゴアの、これは大統領選挙の日に、やはりアメリカにいました。ディナーの最中だというのに、アメリカ人たちが交代でそわそわと出入りしては、「XX州はブッシュが取った、ZZ州はゴアだ」と、実況もどきに騒いでいました。面白くて、口を挟みたくて仕方がなかったのですけれど、一緒に食事をしていた人々の信条がわかりませんでしたし、「政治と宗教の話だけはしないように」と娘から釘を刺されていたので、おとなしくしていました。私としては、というレベルかもしれませんが。
共和党は、マケイン優勢。でも、ロムニー、ハッカビー両候補とも、いくつかの州で勝っています。日本ではあまり注目されていませんが、3人のスピーチを聞いていると、それぞれにいい人なんだろうな、という感じがしました。どう考えても、今年の共和党は不利です。あのブッシュの跡ですもの。
つれづれに、ネットで大統領選挙の仕組みなんかも調べたりしているのですが、その州の得票総数と獲得代議員数は一致しないらしく、なかなか複雑です。得票率によって代議員数を割り振る州もあれば、All or Nothingの州もあるようです。そもそも、代議員にも、Super Delegatesという人たちがいて、彼らは党大会まで支持候補者を明確にしなくていいらしい。う〜ん、本当に余所者にはよく分かりません。
もともと、United States of America、州の集合体ですから、合衆国という漢字をあてたのは変ですね。みなの衆のあつまりではなく、合州国?州連邦? まあね、州政府と連邦政府(Federal Government)という言い方をしていますから、日本語の呼び方も変えたほうがいいのかもしれません。
民主党は、相変わらず大接戦です。端的にいえば、初の女性大統領か、黒人大統領かという選択ですが、TVで見る限り、それぞれの支持者層はそんなに簡単に線引きができそうではありません。これまでのところ、勝った州の数はオバマ、代議員の数はクリントン候補、となっています。だから、どちらの陣営もその気になれば勝利宣言ができるわけで。
地元のニューヨークで勝ったヒラリーさんが、支持者を前にスピーチをしました。彼女の英語は本当に明晰で、分かりやすく、能力のある人なんだなと感じます。さすがかつて全米の弁護士トップ100人に選ばれたというだけのことはあるのです。スピーチの中では、医療費、教育、景気回復など、かなり内向きのことがらが取り上げられていました。あらっ、と思ったのは、家族や支持者に感謝の言葉を述べた後、「母に感謝したい。」と言ったこと。「母が生まれたのはまだ女性に選挙権のない時代でした・・・常に私の挑戦を応援してくれ、今日、この場にいる娘を見てくれている母に、とりわけ感謝したい。」 ヒラリーさんが60歳ですから、お母上は80歳をゆうに超えておられることでしょうが、アメリカの女性が参政権を獲得したのが、そこまで最近のことだと思ったことはなく、はっとしました。ほら、自由の国アメリカって、男女の権利も建国以来ずっと平等だったと思うじゃありませんか。
バラク・オバマは、とにかく演説が上手です。でも、上手すぎて怖い。「私が次の大統領だ」という自信に満ち溢れていて、スピーチ自体は抽象的ですね。もちろん、間違いなくこの国に変化はもたらすでしょうが、あんなふうに人をあおることのできる政治家というのは、とても危険だと思うのです。
キャンペーンにお金がかかりすぎる、政治ショーになっているなど、いろいろと問題もあるでしょうが、一国の行く末を少なくとも4年間は託す指導者を選ぶのです。密室の協議でコトを運ぶどこぞの島国より、時間をかけてそれぞれの党が候補者を絞り込む過程をオープンにして、「有権者に考える時間を与える」こういうやり方のほうが、健全かもしれないとふと思ったりしています。草の根民主主義って嫌いじゃないので。
会議の間も、昼食時に候補者の品定めをしている人がいて、やはりアメリカは選挙の年だと実感。
実は、8年前、ブッシュ対ゴアの、これは大統領選挙の日に、やはりアメリカにいました。ディナーの最中だというのに、アメリカ人たちが交代でそわそわと出入りしては、「XX州はブッシュが取った、ZZ州はゴアだ」と、実況もどきに騒いでいました。面白くて、口を挟みたくて仕方がなかったのですけれど、一緒に食事をしていた人々の信条がわかりませんでしたし、「政治と宗教の話だけはしないように」と娘から釘を刺されていたので、おとなしくしていました。私としては、というレベルかもしれませんが。
共和党は、マケイン優勢。でも、ロムニー、ハッカビー両候補とも、いくつかの州で勝っています。日本ではあまり注目されていませんが、3人のスピーチを聞いていると、それぞれにいい人なんだろうな、という感じがしました。どう考えても、今年の共和党は不利です。あのブッシュの跡ですもの。
つれづれに、ネットで大統領選挙の仕組みなんかも調べたりしているのですが、その州の得票総数と獲得代議員数は一致しないらしく、なかなか複雑です。得票率によって代議員数を割り振る州もあれば、All or Nothingの州もあるようです。そもそも、代議員にも、Super Delegatesという人たちがいて、彼らは党大会まで支持候補者を明確にしなくていいらしい。う〜ん、本当に余所者にはよく分かりません。
もともと、United States of America、州の集合体ですから、合衆国という漢字をあてたのは変ですね。みなの衆のあつまりではなく、合州国?州連邦? まあね、州政府と連邦政府(Federal Government)という言い方をしていますから、日本語の呼び方も変えたほうがいいのかもしれません。
民主党は、相変わらず大接戦です。端的にいえば、初の女性大統領か、黒人大統領かという選択ですが、TVで見る限り、それぞれの支持者層はそんなに簡単に線引きができそうではありません。これまでのところ、勝った州の数はオバマ、代議員の数はクリントン候補、となっています。だから、どちらの陣営もその気になれば勝利宣言ができるわけで。
地元のニューヨークで勝ったヒラリーさんが、支持者を前にスピーチをしました。彼女の英語は本当に明晰で、分かりやすく、能力のある人なんだなと感じます。さすがかつて全米の弁護士トップ100人に選ばれたというだけのことはあるのです。スピーチの中では、医療費、教育、景気回復など、かなり内向きのことがらが取り上げられていました。あらっ、と思ったのは、家族や支持者に感謝の言葉を述べた後、「母に感謝したい。」と言ったこと。「母が生まれたのはまだ女性に選挙権のない時代でした・・・常に私の挑戦を応援してくれ、今日、この場にいる娘を見てくれている母に、とりわけ感謝したい。」 ヒラリーさんが60歳ですから、お母上は80歳をゆうに超えておられることでしょうが、アメリカの女性が参政権を獲得したのが、そこまで最近のことだと思ったことはなく、はっとしました。ほら、自由の国アメリカって、男女の権利も建国以来ずっと平等だったと思うじゃありませんか。
バラク・オバマは、とにかく演説が上手です。でも、上手すぎて怖い。「私が次の大統領だ」という自信に満ち溢れていて、スピーチ自体は抽象的ですね。もちろん、間違いなくこの国に変化はもたらすでしょうが、あんなふうに人をあおることのできる政治家というのは、とても危険だと思うのです。
キャンペーンにお金がかかりすぎる、政治ショーになっているなど、いろいろと問題もあるでしょうが、一国の行く末を少なくとも4年間は託す指導者を選ぶのです。密室の協議でコトを運ぶどこぞの島国より、時間をかけてそれぞれの党が候補者を絞り込む過程をオープンにして、「有権者に考える時間を与える」こういうやり方のほうが、健全かもしれないとふと思ったりしています。草の根民主主義って嫌いじゃないので。
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