またまた、サッカー

いつの間にか北京オリンピックの開幕式が迫ってきました。日本選手団の決断式も終わり、あとは8月8日の開幕を待つばかり・・・というわけで、昨日はサッカーの壮行試合が行われました。時間の関係で(一応、まだ勤め人ですから)、夜の男子の試合のみ観戦。

U-23 日本代表vsアルゼンチン代表 @国立競技場

DFは、そこそこやれそう。MFは、まぁそれなりに。FWは・・・いましたっけ?

飛び級で選ばれた香川くんを初めてみました。結構回りが見える選手という印象。小野選手に似ている、かもしれない。攻め上がって突然前線に顔を出す篤人くんからは、大人の選手になりつつあるという感じ(色気というべきかもしれない…)を受けました。体つきもしっかりしてきましたしね。昨日の私のお気に入りは、この二人です。

何しろ相手は優勝候補の筆頭に挙げられるほどのチームです。たとえメッシはいなくても、リケルメはじめきら星のごとく世界でトップクラスの選手を擁しています。そんなチームを相手に、臆せず普通に試合ができたことは、よかったんじゃないでしょうか。

普通でなかったのはお天気。まぁ、見事な稲妻でしたこと! それに、まるでカーテンが揺れているかのような雨もきれいでした。こんなことをいえるのは、席がぎりぎり屋根のあるところで、観戦中は濡れずにすんだからです。バック側の観客の方たちは、本当に大変だったと思います。
一番近い大江戸線の駅まで、それもかなり小ぶりになったと見定めて走ったというのに、びしょ濡れになりました。

試合終了まであと10分足らずというところで、落雷のため一時中断、そのまま中止という前代未聞の壮行試合でした。濡れネズミになって送り出してくれた5万近いサポーターのためにも、北京ではあの稲妻のように敵陣を切り裂き、光り輝いてほしいものです。

2008/07/30 06:23 | サッカーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

またサッカー観戦

ネットの調子が悪く、土日は自分のブログにアクセスできませんでした。このところ、とても不安定な我が家のネット環境・・・バックデートしてアップします。

土日はあんまり頭を使いたくないので、この暑いなか外に出て、ウロウロとしています。でも、この季節、夕涼みがてらのサッカー観戦は、悪くないですよ。

7月26日  柏レイソルvs京都サンガ  @日立柏サッカー場

初めての日立柏サッカー場は、こじんまりとしたサッカー専用スタジアムでした。選手との距離がほんとうに近くて、専用スタジアムの良さが感じられます。この際、小さいことはいいこと、です。
日立台 <ゴールライン付近のこのあたりで観戦>

試合開始直後に京都が先制したものの、あっという間に同点にされ、その後早い時間に、フェルナンジーニョとの連携でやなぎが見事なゴールを決めました。ワンツーのお手本のような、美しさでした。でも、後半になると柏に攻め込まれ、結局引き分け。京都としては、柏の猛攻を防いで、アウェイで勝点1を確保しただけでもよしとすべきでしょう。試合後の選手たちも、それなりに納得の表情?
ごあいさつ <メイン側のサポに挨拶>

京都は、このところうまく機能していたやなぎーフェルー大剛の3トップが、水本がオリンピックで抜けたことでやなぎーフェルの2トップに変わりました。大剛くんを後ろに下げるのはもったいない。
(だいぶ京都の選手の背番号と名前と顔が一致するようになってきましたよ。)

しかし、やなぎくん、とても調子がいい。嬉しい!フェルナンジーニョとのコンビは本当にいい感じですし、彼自身の意識 − 誰が点をとってもいい − が変わってきているのを感じます。今や、自分で点も取る前線の司令塔です。昨年・一昨年は、2年続けての骨折が相当影響していたのでしょう。今ひとつピリッとしませんでしたが、今年はどんどんコンディションが上がってきている感じを受けます。これまでのところ、京都への移籍は成功だったといえます。

やなぎくんは、試合前とても丁寧にストレッチをしています。体のケアは、どれだけ気をつけても十分すぎることはないと思います。頑張ってね。

後半の柏の攻めは迫力がありました。よく走るし、速い選手がそろっています。で、後半の中ごろフランサが登場!いつもの通り、お帽子をかぶってのプレーです。はじめて生で観ましたが、ものすごい存在感でした。こういう選手と一緒に練習していると、他の選手も自然と上手くなるのよねぇ。

やなぎとフランサを見ただけでも、お祭りで駅前がごった返していた柏に出かけた甲斐があったというものです。

さて、次はいつ京都に行こうか・・・


2008/07/28 23:03 | サッカーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

奈良

ちょっと時期は早かったけれど、自分の中では夏休み旅行だったので、16日からは3日間休暇を取っていました。さて、京都のあとはどこへ行こう。丹後?近江?
いろいろ考えてはみたのですが、結局、友人の勧めに従って奈良へ行くことにしました。ほら、「下手な考え、休むに似たり」と言うじゃありませんか。

なにしろ今回、友人たちの勧めには徹底的に従うことにしています。大学時代の仲間内のネットの掲示板に奈良に行くと書いておいたら、秋篠寺に行けという指令書にも似たメールが、追いかけてきました。はい、ちゃんと秋篠寺にも行って来ましたよ。一度はあの伎藝天さんにおめもじしたいと思っていたことですし。

秋篠寺は、西大寺から歩いて15分ほどの距離でしょうか・・・空模様が怪しかったので、タクシーを奢りました。790円。運転手さんがきれいな奈良言葉を話す方で、その上とても詳しい。聞けば、「奈良まほろばソムリエ検定」という資格試験があるのだとか。お勉強なさっているのですね。短い時間の間に、奈良の見どころを教えていただきました。私って、強運?
秋篠寺
静かな住宅地に囲まれているのに、バス停の脇には競輪場があるという秋篠寺は、何やら不思議な場所でした。でも、もっと不思議なのが、お寺さんそのもの。あの伎藝天さんが、御本尊の薬師如来さん、梵天さん、帝釈天さんと一緒に、ガラスケースの中に収まるでもなく、ごく当たり前のように本堂に立っておられました。あれは熟女の腰つきですね。生命力を感じさせます。お不動さんは、片方の歯は上を向き、もう片方は下を向いているというとても珍しいものだそうです(by運転手さんからの受け売り)。本堂は国宝だし、仏像は重要文化財。こんなに無造作に置いておいて大丈夫なんでしょうか・・・

東大寺では大仏さまには会わず、鹿さんと遊んできました。南大門のど真ん中にどっしりと腰をおろしたこの鹿さん、堂々たる威丈夫じゃありませんか。
小鹿  大鹿

宿泊は奈良ホテル。初めて泊まりましたが、歴史があるのに威圧感がない素敵なホテルでした。やはり木造ならではの柔らかさでしょうか。
奈良ホテル 奈良ホテル廊下


夕方、奈良町を散歩。奈良町は、写真写りのいい町です。
ならまち
写真を撮りつつ、夕飯をどこで食べようか、と心は食べ物(と飲み物)に飛んでいます。こ綺麗でも人の入っていない店は×。奈良町の外れの路地裏でキッチンPepitaという店を見つけました。かなりの覚悟の上で、思い切って扉を押したのですが、このお店は◎。カウンターで隣合わせた方から、和食のおいしいお店も教えてもらい、もう奈良で食べ物屋を探す必要がなくなりました

白ネコ 格子ねこ

奈良を発つ前、興福寺の国宝館で阿修羅さんとお話をする。わたしにもなぁ、聞いていただきたいことが、いろいろありますんや。
興福寺

古の都を回って、京都は、奈良はアジア、と感じました。。風景も京都ほど閉じていません。また、仏さまも古いものが多いためか、ギリシア風のお顔、大陸風のお顔をたくさんお見受けしました。そんなことが、和よりもアジアを強く感じさせた理由かもしれません。

2008/07/24 00:15 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

京都

タイムリーな更新ではありませんが、備忘録だもん、構うことないわよねぇ・・・というわけで、祇園祭@京都の続きです。

さて、祇園祭の見物は途中で切り上げて洛北へ。
遠出をしたわけではありません。適当にバスに乗って、千本通を上がりました。千本通まで来ると、祇園祭の喧騒は別世界のものです。カメラを抱えていた私に、「祇園祭に来はったん?ええ写真、とれましたか?」と話しかけてくるおばあちゃまがいらしたり、ここにはいつもと変らない普段着の京都がありました。「いやぁ、なかなか上手いこと撮れませんわ。」

孤蓬庵から今宮神社にかけての静かな道を歩きました。
狐蓬庵  今宮神社
そして、この暑さではとても上賀茂までは歩けない、バスで行こうと、大徳寺の裏手を堀川通目指してよろよろと歩いていきながら、あ、この風景が好きで京都に来るたびに洛北にくるんだ、と納得。真正面に比叡山が見えるのです。そして、賀茂川にかかる御薗橋からみる北山の風景に、鳥居をくぐってからの境内の広さ・・・京都に来るたびに必ず来てしまう私の神社です。ただ、17日、日差しをさえぎる木もない参道は、死ぬほど暑かったですけれど。
上賀茂
また、バスに乗って下鴨神社へ。途中、あぁこの道は知っている、円通寺に行ったときに通ったぞ、いい住宅地になったじゃん、などと思いつつ、きょろきょろと車窓から外を見回していました。怪しいおばさん!
北大路や北山通は何度も通っていますが、実は、下鴨神社に立ち寄るのは今回が初めてだったのです。こちらも、糺ノ森の豊かさにちょっぴり感激。この森は、明治神宮の森とすこし雰囲気が似ていますね。
下鴨  糺の森
御所の辺りも、いつもどおり。祇園祭は、京都中が熱狂するのかと思っていましたが、そうでもないようです。あれは洛中の町衆のお祭りやさかいに、とでも言いたげなそっけなさも、京都の一部なのでしょう。

夕方、駅ビルで京都の町を見下ろしながら、友人にご馳走になって、長い一日が終了。散財させて、悪かったねぇ。お返しは、今度東京でね。

京都をとり囲む山々が鮮やかでした。
京都遠景

2008/07/22 23:50 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

祇園祭@京都

いまさらですが、忘れないうちに祇園祭のことを・・・

初めての祇園祭。な〜るほどね、というのが正直な感想です。友人が、一度は見る価値があると薦めてくれたわけがよく分かりました。

今回の京都行の最大のお目当ては、16日のサッカー観戦でしたが、到着後に西京極に向かうまでの時間、友人の娘さんが街歩きに付き合ってくれました。(昨年、ロンドンで会ったお嬢さんです。)お蔭で、町屋カフェにも行けましたしね。感謝、感謝。

さて、祇園祭。これは、洛中の町人たちのお祭りです。もともとは、暑い夏に跋扈する疫神を退散するために始まった祇園御霊会を、室町時代以降力を蓄えてきた町人たちが、経済力を誇示するような豪華な飾り物を作って、祭りに彩りを添えるようになりました。7月に入ると、各山鉾町内でさまざまな神事を行いつつ、16日の宵山、17日の山鉾巡行で祭りのハイライトを迎えます。

16日の午後は四条通よりも北側の山を見て歩きました。それぞれの山鉾町では、飾り付けをするだけでなく、厄除けのちまきやお札を売ったりしています。Tシャツを売っているところも多く、さすが商売がお上手。八幡山で、かわいい鳩の土鈴を買いました。

飾り付けの終わった山の前後に掲げた提灯に灯をともし、祇園囃子がどこからともなく聞こえてくるのが宵山。山自体は動かしません。17日の山鉾巡行は、長刀鉾を先頭に32基の山鉾が四条烏丸から出発して、四条通を河原町まで。その後、河原町通を御池通まで北上します。御池通には、有料観覧席が設けられており、その前をゆるゆると御池通を通ったあと、山鉾は狭い新町通を下って、それぞれの町屋に戻っていきます。
四条烏丸 <出発を待つ山鉾> 

山鉾といいますが、鉾と山が別々のものだなんて知りませんでした。鉾は大きく高くそびえ、大勢で曳きます。山は鉾がない分こじんまりとしていますが、謡曲などに題材を求めたユニークなものがたくさん。蟷螂山って、本当に蟷螂が山の上に乗っています。
蟷螂山

17日、9時の開始には遅れましたが、四条烏丸でしばらく山鉾が出発していくところを眺め、そのあと、御池と東洞院で長刀鉾が来るのを待ちました。売店のおっちゃんと話をしたり、観覧席に続々と入っていくクラブツーリズム(って、何ですか?)の熟年ツアーの方々を見ていたり、宵山の熱気とは一味違った祭の雰囲気を楽しみました。
長刀鉾
この写真は長刀鉾。この鉾は特別で、毎年32基の山鉾の先頭を進みますし、御稚児さんが乗るのもこの鉾だけなのだそうです。

祇園祭の山鉾は、人が歩くスピードで動きます。こういう人と同じのんびりとしたリズムはいいですね。

2008/07/20 18:45 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

来た、見た、勝った

ちょっぴり早い夏休みを取って、梅雨明けの都へ来ています。暑いです。汗だくです。もっと着替えを持って来るべきだったかもしれません。

柳沢選手が京都に移籍してから、一度は京都サンガのホームゲームを見たいと思っていたのです。スケジュールを調べたところ、7月16日がアントラーズを迎えてのゲーム。それに、ちょうど祇園祭ですし、どうせ見に行くのなら、これがいい、と。

京都サンガvs鹿島アントラーズ @西京極

いい試合でした。とくに前半は、とてもJ1昇格チームとチャンピオンチームとの対戦とは思えないほどの緊迫したゲーム運びを、両チームが見せてくれました。前線からのプレス、あきらめないチェーシング・・・いやぁ、見ているほうまで、緊張しました。

やなぎはといえば、早い時間にヘッドでゴール! 素晴らしい!!! 右からのきれいなクロスにあわせた、気迫のゴールとでも申しましょうか・・・そのあと、ライン際まで相手を追ってボールを奪ったシーンは、チームメートたちに、ほら、こうすればボールは取れる、と教えているかのようでした。

後半は、アントラーズの時間が長く続き、(私の周りの)スタジアムの雰囲気は「このまま引き分けてくれればそれでいい」。勇人のミドルシュートでの追加点には、よくやった、と叫んでしまいました。

京都は、リーグ戦の中断期間に人がずいぶん動きました。昔からのサンガサポの方々は複雑な思いがあるかもしれませんが、いいチームになってきたじゃありませんか。GKは変らず安定。代表に呼ばれてもいいくらいの選手だと思います。いつの間にかDFがうまくなりました。MFは、ぽっかり穴の開くことが無くなりました。なんたって、シジクレイがいます。自由に動きたい田中マルクスくん、シジのfor the teamに徹した変幻自在の動きをお勉強しなさいね。

やなぎは、フェルナンジーニョの加入で楽になったようです。お互いに相手を見ながら動けるので、本来の持ち味が生きるようになりました。京都の攻撃は、なるべく手数をかけずにシンプルにゴール前に、というものだと思いますが、それってやなぎがやりやすい形ですよね。

鹿島は、青木くんがよかった。野沢くんは、ゴールこそあれ、ひところの輝きは薄れました。そして、小笠原くん、あんまり効果的な仕事ができず(マークについていたのは勇人かな?よくやった!)、ご機嫌斜めだったのでしょうか・・・ひとりサポに挨拶もせずに引き上げて行きました。そういう態度はよくないよ。

試合前には、チャリティの募金活動をする森岡選手とお写真を撮りました。やなぎファンのお知り合いとも、謀らずもスタジアムで全員集合。西京極初見参は、よいこと尽くめでございました。

(写真は、後日・・・)

西京極<スタジアムの入り口付近に、巨大なボールが…> 
やなぎ掲示<さすがホーム! でも、写真は出せないボードらしい>
やなぎインタビュー<ヒーローインタビュー>

2008/07/17 08:46 | サッカーCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

ネコはどうして・・・

今年は、梅雨だなぁと思う日が多くありませんでした?
どんよりとした梅雨空の日が多く、雨もよく降ります。暑いのも寒いのも、雨もイヤ。やっぱり爽やかな青空とお陽さまを見ていなくては・・・でも、この週末はもう夏でしたね。夏もしんどいなぁ。
・・・って、文句ばっかり言っていても、仕方がないんですけれど。

PCの具合が悪くて、またもやテクニカル・サービスのお世話になりました。一応解決。不具合が出るのはあたりまえ、というのでは困るんですけれどねぇ。いくら普及したとはいえ、PCは家電製品の仲間ではありません。

さて、我が家の猫は、お誕生日がくると、今年14歳になります。猫の14歳は人間の歳にして72歳、と猫を飼い始めるにあたって読んだ、「かわいい猫の育て方」という本にあります。痩せてきました。ごろごろしていることが多くなりました。それに、高い所に向かって自力で跳ぶのが怖くなり始めています。おそらく、誰もいない時に何度か跳んで、落ちているのでしょう。高い所に行きたくなると、こっちへ来て肩を貸せ、とうるさいこと・・・

日高敏隆 「ネコはどうしてわがままか」 (新潮文庫)

日高先生の本を読むと、「いや〜、動物って本当におもしろいですね。」と言いたくなります。猫や犬のようなペットとしての付き合いの長い哺乳動物だけでなく、虫も、鳥も、魚も、ごく自然に暮らし、いろいろな行動をとっています。それが、人間には不思議に見える・・・大丈夫よ、彼らからみれば、人間も十分不思議ですから。

さて、ネコは元来単独生活者で、親密なのは親子関係だけなのだそうです。それも、母親と子供の関係のみ。飼い主との関係は、まさに擬似親子関係だとか。

「実のネコの親子のあいだでも、子ネコが鳴けば(泣けば)母親は跳んでくるけれども、母親が鳴いて子供を読んだからといって、子ネコは親のところへ跳んで行くわけではない。」というわけで、ネコさんたちは当たり前に暮らしているのに、飼い主たちは、うちの子は言うことをきかずにわがまま勝手に暮らしている、と嘆くのです。

2008/07/14 00:04 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

劇場の広さ

赤坂サカスって、何よ。
名前が気に入りません。なんでもカタカナにすればいいってもんじゃない。
ぶつぶつ言いつつ、出かけて行った千代田線の赤坂駅は、すっかり様変わりしていました。改札口を出るとすぐにゆるやかな幅広の階段が始まり、人波はそのまま、サカスとやらに飲み込まれていきます。

TBS会館のトップスにカレーを食べに行くのが、贅沢だった時代もありました。トップスは、今やデパ地下でチーズケーキを買う店になってしまいましたが、カレーを食べられる店もあるのでしょうか?

チェーホフ 「かもめ」 @赤坂ACTシアター

作:アントン・チェーホフ 演出:栗山民也 出演:藤原竜也/鹿賀丈史/美波/小島聖/中嶋しゅう/藤木孝/藤田弓子/たかお鷹/勝部演之/麻実れい

開演前、案内係のおねーさんが声を張り上げて、客を誘導しています。まだソフトがついていっていないみたいね〜、と思いつつ席へ。2階の、それも相当に後ろの方の席でした。2階席は、他の劇場に比べるとはるかに勾配が急です。なにやら、鹿島スタジアムの2階席からピッチを見下ろしているような気がしました。それだけ舞台はしっかり見えるということなのですが。

さて、栗山民也演出の舞台は、いい役者さんを揃えた贅沢なものでした。美波チャンは、去年「エレンディラ」で初めて見て、へぇ〜っと思った若い女優さん。今回は、前半は初々しく、後半はどこか投げやりにニーナを演じています。トレープレフ役の藤原くんは、本当に、いい役者さんになったわねぇ。ミーハー的な人気もありますが、演技者として、若手俳優の中では出色。トレープレフの母で大女優のアルカージナは、麻実れいさん。この人の声は素晴らしい。とにかく、出演者全員、とてもよい味を出しています。鹿賀丈史が平凡に見えるくらい。

この「かもめ」は、さまざまな対立を内包した劇です。アルカージナに代表されるエスタブリッシュメントの身勝手さと、彼らに歯の立たない息子トレープレフの絶望。ニーナも、憧れと現実は別のものだと思い知らされて、戻ってきます。つまり、若い二人は共に挫折してしまうわけです。若者のエネルギーが行き場を失ったように見える現代の寓話としてみると、なかなかに面白いかもしれない。

役者は好演、今の時代にチェーホフも意味あり・・・でも、だから何なの?なにか、引っ掛かるものが残りました。今の観客にこれを伝えたい、というメッセージが希薄だったからかな、などど、帰り道、つらつらと考えていて、やはり、劇場が大きすぎたことが一番の違和感の原因ではないか、と思い至りました。人気俳優をそろえ、集客の見込める芝居でも、やはり入れ物の大きさも考えてほしかった。

渋谷のオーチャードホールでは、ストレートプレイが上演されることはないように思います。そのあたりが劇場側の見識の差なのでしょう。

2008/07/06 12:59 | 舞台COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

7月!

早いものです。今年も半分過ぎました。夏至も過ぎましたから、これからは日も短くなるわけで・・・これから来るは、なんだかあだ花のような季節だという気がします。

先週ほどではないにしても、そこそこの忙しさが続いています。会社的にはよいこと。勤め人的にも、やっぱり会社が忙しいのはいいことなんだろうな、と思います。なんたって、給料取り、サラリーマン&ウーマンのちょっぴり哀しい現実。

アゴタ・クリストフ 「どちらでもいい」 (ハヤカワepi文庫)

著者の初作品集だそうです。つまり、「悪童日記」に先立つ作品群ということで。
余分な修辞のない、鋭利な刃物でスパッと切り取られた情景。どの作品も、そのまま戯曲になりそうです。戯曲の発想だな。

作品を書くためにクリストフが用いているのは、母国語ではない言葉です。それが、余分な修辞を拒絶した潔さに通じているのかしらねぇ、などと思いつつ、おそらくは名訳なのであろう堀茂樹さんの翻訳を読むわけですが、二重のトリックに引っ掛かっているとは・・・思いません。

200ぺージに足りない薄い本です。読んでみてください。損はさせませんから。

2008/07/02 23:50 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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