もうすぐ春ですね

ぼんやりとしているうちに、Valentine Dayが過ぎ、222(ニャンニャンニャン)の猫の日が過ぎ、日足もすっかり長くなったと思ったら、猛烈な春一番が吹き荒れました。

実は、昨日、渋谷まで出かける用事があったのですが、JR動かず、あきらめて駅前で一週間分の食料のまとめ買いをして帰ってきてしまいました。「荒川橋梁の風速計が基準値を超えました」とのことで、運転再開してもすぐに電車に乗るのはちょっと怖いですよね。

堤幸彦監督 「包帯クラブ」 (DVD)

天童荒太さんの原作も、私はとても気に入っています。たしか2年前の春に読んだような気がします。それが、柳楽優弥くんの主演で映画になりました。たまたま映画のさわりがTVで紹介されているのを見て、これは何度か見るな、とDVDをゲット。Amazonで、ディスカウントされていましたし、二人で見れば、何回も見れば、映画館に見に行くよりも安い。

日本映画って、出来が良くてもこんなもんかなぁという感じ。ストップモーションとか、甘ったるい音楽とか、あんまり好きじゃない。でも、全然悪くないですよ。直球勝負です。特に主役の二人、石原さとみと柳楽優弥がとてもいい。柳楽クンは一皮むけました。

心の傷は、どうすれば癒されるのか。若い人に見てほしい映画です。もちろん、トシヨリの鑑賞にも十分に耐えうる仕上がりですが。


2008/02/24 23:57 | 映画COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

匂い

今日も、アメリカではいくつかの州の予備選で、オバマさんがヒラリーさんに勝ったとか・・・

本日の日経夕刊に、アーサー・ビナードさんのコラムが載っていました。「大統領の匂い」という題名。

「市民のために戦ってくれる政治家かどうかは、その政策を吟味した上で判断しなければならない。・・・・・具体的な政策の議論が深まれば、選ぶべき候補者は浮かび上がってくる。ところが、メディアのイメージ戦略が支配する選挙戦では、むしろカリスマだのかっこよさだの、つまり演出のうまさで作り出せる雰囲気のほうが、決定的になる。」「勝てそうな匂いを、テレビの画面で醸し出すのに成功すれば、そこへ献金があつまる。それを使ってコマーシャルでさらに勝てそうな匂いを漂わせ、もっと献金を集める。」 

本当に、この通りのことが、今、まさに起きつつあるようです。とても鋭い分析。ビナードさんは、アメリカ人ですが、日本語で書いた詩で中原中也賞を受賞し、数々のエッセイも書いている方です。ビナードさんは、言葉の感覚だけでなく、政治や社会を見る目も優れておられるのですね。いや、言葉の感覚が鋭いからこそ、言葉の裏にある胡散臭さも読み取ることができるのでしょう。

ほら、私たちも経験しましたよね。「変革」だの、「ぶっ潰す」だのという威勢のいい掛け声と、政治家らしからぬルックスに惑わされて・・・

どこの国であるかを問わず、どうもヒトの思考が、短絡的になり、易きに流れる傾向が強まっているような気がします。付和雷同は当たり前。僭越ながら、わたくし、本当に心配しています。
チャップリンの「独裁者」でも見ようかな。

2008/02/20 23:58 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

時差調整

今回、出張中も、戻ってからも、ほとんど時差ボケがなく、すんなりとその場の生活時間に適応できました。アメリカでは、夜出歩くことがなかったので、うつらうつら眠ったり、起きたり・・・それがよかったのか。

さて、前回の書き残しです。

2月9日(土)
時差調整、と称して、寝たのが朝の2時、起きたのが11時。家事は、ゴミ捨てだけ。あとは、スピッツの「旅の途中」を読んで過ごす。PCには触らないと決めた一日。

「旅の途中」は、今年で結成20年を迎えるスピッツが、結成から今日に至るまでを振り返る、インタビュー構成の本です。全員での座談ではなく、ひとりひとりが個別に話をしています。デビューのころの話、売れずに悩んだ頃の話、「ロビンソン」で大ブレークしてからの話・・・同じテーマについて4人がそれぞれに語っています。共通しているのは、彼らはいつも自分たちの音を探して今日までやってきたということ。良くも悪くも、書生っぽさの抜けない4人組、大好きです。

2月10日(日)
やはり時差調整。寝たのが1時、起きたのが10時。ネコさんの協力に感謝する。朝、起こしにこないんだもん。えらいにゃ〜。

またPCに触らない日。イオリンと過ごす。 「てのひらの闇」「名残り火 てのひらの闇II」。もう、何度でも読むんだから!

主人公の堀江は、父親がヤクザだったというおのれの出自を隠して、サラリーマン生活を続けてきた。20年。ただ一人、事情を知る友人の柿島に、「借り着」の生活だと思っていたのではないか、と指摘される場面がある。

この際はっきり言うが、きみはこう考えているんじゃないのか。この国の企業社会で自分を試す期間はもう過ぎた。つまり、組織に組み込まれるごく平均的な生き方のテスト期間だ。だが結局、それは仮のものにすぎなかった。借り着の生活だった。そういう生活は経験しすぎた。堪能した。あるいは飽き飽きした。いまになって、そう考え始めているんじゃないのか。・・・


「借り着」にもいろいろあるだろうが、わたしも自分が「借り着」の生活を続けてきたという思いを、おそらく人よりは強く持っているような気がする。ほら、子供のころの友だちは、私がこんなにずっと働き続けているなんて、信じられないって言っていることだし。
「借り着」でも着続ければ、馴染んで自分のものになってしまうかもしれない。「借り着」だと思っていたものが、実は本来の姿かもしれない。でも、かすかな違和感を持ち続けつつ、サラリーウーマン生活を続けていることは、確か。

2月11日(月)
時差調整、最終日。12時に寝たので、朝8時に目が覚めても何の問題もなし。ネコの写真を撮り続けるが、気に入らない。寝ているときはつまらない。動きがあると、ブレてしまう。困ったものだ。


やれやれ、やっと1週間。1日1時間づつ、寝る時間をずらして行くというのは、理にかなった方法だったのでしょう。3連休だからこそできたことでもありますが。

2008/02/16 23:55 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

一週間

月曜日がお休みだと、お仕事するのは真ん中の四日間だけ。うふふ、日日火水木金土というわけです。得した気分。

早くもSuper Tuesdayから1週間経ってしまいました。その後、民主党の候補者選びではオバマ氏が勝利を重ねています。ほんとにそれで、いいのかなぁ〜。

人のことや大きなことは一時棚上げをして、忘れぬうちに先週の記録をば、日記風に書いておきましょう。

2月3日(日)
雪の日。タクシーの予約センターはどこも応答なく、スーツケースを引きずりつつ、駅まで歩く羽目になった。幸い、転びもせず、無事に駅に到着。予想通り、JRは遅れている。船橋で京成に乗り換えたのが大成功で、余裕をもって成田に行き着くことができた。

アトランタ行直行便は、ほぼ満席。本→ゲーム→本→ゲームを繰り返すうちに、眠ってしまった。ずっと遊んでいたゲームは、BeJewelledというもの。いろいろな宝石が升目の中に落ちてきて、同じものを3つ(またはそれ以上)並べると、その列を消すことができる。Level5までクリアできたかな。ゲームは単純を以って旨とすべし。

アトランタの入国審査は、長蛇の列だった。フォーク並びというには余りにもうねうねと続く列。先っぽのところまでやっとたどり着くと、まるで酔っぱらいのような話し方の、黒人の係員が並ぶべき列を指示している。こっちのほうが早そうじゃん、と思ったりすると腹が立つ。全身の感覚を鈍くして、ただ待っていると、時折、「XX語通訳、何番カウンターへ」という放送が流れる。審査官の質問に答えられないと、すぐに通訳が呼ばれるらしい。日本語、スペイン語、ポルトガル語…このあたりは想定範囲内だが、ルーマニア語とかエストニア語という放送には驚いた。指紋の登録は、装置が新しくなっただけでなく、10本の指全部を登録するように変更されていた。前は左右の人差し指だけだったのにね。

入国後、さらに1時間半バスに揺られて目的地へ。実は、この1時間半が一番よく眠っていたような気がする。

夜、眠れず、翌日のプレゼンのおさらいをして、とにかく横になる。長い一日。

2月4日(月)
会議の一日。誰のための会議?
私のプレゼンは、午後の一番眠い時間に当たり、話しているうちに、どんどん声が涸れてくる。夜は、会議出席者みんなでお食事会。南部料理、だったのか・・・メイン・コースがビーフとチキンという豪華(?)なもの。(それぞれが、たっぷり一人分の量あり!)こんな食事が続くと、無駄に肥りそう。

2月5日(火)
会議2日目。居眠りをしていたわけではないが、前日より、頭に入る情報が少ないのを感じる。
夜、ルームサービスで食事を済ませ、ゴロゴロしながらTVとネットで、Super Tuesdayの結果を追いかける。

2月6日(水)
事前にアポをとっていたスタッフを順々に訪問し、個別に打ち合わせ。こういう時間も大切だと思うことで、自分を納得させる。10時過ぎ、竜巻警報の発令があり、建物の中心部へ全員退避。来るたびに竜巻警報に遭遇しているような気がする。

予定終了後、Taxiを呼んでもらう。来るまでになんと1時間!車の運転ができなければ、人並に生きていくことのできない国にいることを実感。やっと来たTaxiの運転手は、日系の女性だった。そのサチコさん、ひとりでしゃべりっぱなし。「Armyの頃、日本に駐在したことがあるよ」。えらく、逞しい人だった。ホテルで荷物をピックアップして、バス会社のターミナルへ行き、サチコさんとはお別れ。アトランタのホテルにチェックインした時には6時をまわっていたため、もうお土産を買いに行ったりしないことにする。

部屋で、「エリザベス ザ・ゴールデン・エイジ」を見るが、途中でうたた寝をしてしまい、気づいた時には、スペインの無敵艦隊を打ち破るシーンにまで話が飛んでいた。ケイト・ブランシェットのど迫力には、スペインならずとも負けそう。

2月7日(木)
眠りが浅い。ベッドでゴロゴロして、目覚ましが鳴った6時に、諦めて起床。7時半には、ホテルを出る。一夜の宿。ホテルの室料は、どこも上昇傾向にあるようだ。

搭乗手続きは相変わらずとても厳格で、セキュリティチェックでは靴も脱がなくてはならない。でも、もう慣れたから、「別に」。早めにチェックインしたつもりだったが、本屋をのぞくくらいいの時間しかなかった。

この日の東京行の便には、南米旅行の帰りと思しき団体さんがいた。マチュピチュなど遺跡めぐり10日間の旅だったとのこと。聞こえてくる話から判断するに、ペルーからアトランタ経由で一気に帰国するらしい。年配の方も多いのに、強行日程だ。

機中では、池澤夏樹の「バビロンに行きて歌えを読み、あとはまたあのBeJewelledというゲームをして過ごす。いつの間にか、日付が変わり・・・

2月8日(金)
午後2時すぎ、東京帰着。良いお天気!日本の田舎は美しいと思ってしまう。
船橋で京成からJRに乗り換えて帰宅。眠くなる前に、洗濯をしてしまうことにする。(自分のものよりも留守宅の洗濯物のほうがはるかに多い。)

留守中に届いていたCoyoteを読む。そのあと、録画してある歌番組で、KAT-TUNの出番をチェックする。好きなんですよね〜、この枠にはまらないグループが。


・・・

一応出張報告は終わりました。ここらでちょっと一休み。


2008/02/12 22:26 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

Super Tuesday

雪の降りしきる日曜日に東京を発って、アメリカに来ています。2日間の会議も終わり、今日は夕方からはTVとネットにかじり付いて、大統領選挙の予備選挙・党員集会の報道を見ています。

会議の間も、昼食時に候補者の品定めをしている人がいて、やはりアメリカは選挙の年だと実感。

実は、8年前、ブッシュ対ゴアの、これは大統領選挙の日に、やはりアメリカにいました。ディナーの最中だというのに、アメリカ人たちが交代でそわそわと出入りしては、「XX州はブッシュが取った、ZZ州はゴアだ」と、実況もどきに騒いでいました。面白くて、口を挟みたくて仕方がなかったのですけれど、一緒に食事をしていた人々の信条がわかりませんでしたし、「政治と宗教の話だけはしないように」と娘から釘を刺されていたので、おとなしくしていました。私としては、というレベルかもしれませんが。

共和党は、マケイン優勢。でも、ロムニー、ハッカビー両候補とも、いくつかの州で勝っています。日本ではあまり注目されていませんが、3人のスピーチを聞いていると、それぞれにいい人なんだろうな、という感じがしました。どう考えても、今年の共和党は不利です。あのブッシュの跡ですもの。

つれづれに、ネットで大統領選挙の仕組みなんかも調べたりしているのですが、その州の得票総数と獲得代議員数は一致しないらしく、なかなか複雑です。得票率によって代議員数を割り振る州もあれば、All or Nothingの州もあるようです。そもそも、代議員にも、Super Delegatesという人たちがいて、彼らは党大会まで支持候補者を明確にしなくていいらしい。う〜ん、本当に余所者にはよく分かりません。

もともと、United States of America、州の集合体ですから、合衆国という漢字をあてたのは変ですね。みなの衆のあつまりではなく、合州国?州連邦? まあね、州政府と連邦政府(Federal Government)という言い方をしていますから、日本語の呼び方も変えたほうがいいのかもしれません。

民主党は、相変わらず大接戦です。端的にいえば、初の女性大統領か、黒人大統領かという選択ですが、TVで見る限り、それぞれの支持者層はそんなに簡単に線引きができそうではありません。これまでのところ、勝った州の数はオバマ、代議員の数はクリントン候補、となっています。だから、どちらの陣営もその気になれば勝利宣言ができるわけで。

地元のニューヨークで勝ったヒラリーさんが、支持者を前にスピーチをしました。彼女の英語は本当に明晰で、分かりやすく、能力のある人なんだなと感じます。さすがかつて全米の弁護士トップ100人に選ばれたというだけのことはあるのです。スピーチの中では、医療費、教育、景気回復など、かなり内向きのことがらが取り上げられていました。あらっ、と思ったのは、家族や支持者に感謝の言葉を述べた後、「母に感謝したい。」と言ったこと。「母が生まれたのはまだ女性に選挙権のない時代でした・・・常に私の挑戦を応援してくれ、今日、この場にいる娘を見てくれている母に、とりわけ感謝したい。」 ヒラリーさんが60歳ですから、お母上は80歳をゆうに超えておられることでしょうが、アメリカの女性が参政権を獲得したのが、そこまで最近のことだと思ったことはなく、はっとしました。ほら、自由の国アメリカって、男女の権利も建国以来ずっと平等だったと思うじゃありませんか。

バラク・オバマは、とにかく演説が上手です。でも、上手すぎて怖い。「私が次の大統領だ」という自信に満ち溢れていて、スピーチ自体は抽象的ですね。もちろん、間違いなくこの国に変化はもたらすでしょうが、あんなふうに人をあおることのできる政治家というのは、とても危険だと思うのです。

キャンペーンにお金がかかりすぎる、政治ショーになっているなど、いろいろと問題もあるでしょうが、一国の行く末を少なくとも4年間は託す指導者を選ぶのです。密室の協議でコトを運ぶどこぞの島国より、時間をかけてそれぞれの党が候補者を絞り込む過程をオープンにして、「有権者に考える時間を与える」こういうやり方のほうが、健全かもしれないとふと思ったりしています。草の根民主主義って嫌いじゃないので。

2008/02/06 15:20 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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