理想のカテイ

大辞林によれば、理想とは、「考えうるかぎり最もすばらしい状態」とあります。皆さん、理想の相手とめぐり合いましたか?理想の家庭は手に入れられましたか?

ドリス・レッシング 「破壊者ベンの誕生」 (新潮文庫)

ドリス・レッシングは、昨年のノーベル文学賞を受賞しましイギリス人の女流作家です。この文庫本は、それで「緊急復刊」されたとのこと。この物語からは、長いキャリアを持つレッシングがどんな作家なのか、見当が着きません。

パーティーで知り合って結婚した平凡なふたりは、友人や親戚が訪ねてくれる賑やかな家庭が理想でした。だから、分不相応に大きな家も手に入れたし、親にも有形無形の援助をしてもらったし、多少の不便は忍んできました。次々に生まれた4人の子供と、訪ねてくれる親や親戚に囲まれて、彼らは、理想の家庭を手にしたつもりでした。でも、5番目の子供ベンがすべてをぶち壊したのです。妊娠中も、耐え難いほどの苦痛を味わったというのに、生まれてきた子供は、親でさえも自分の子供とは思いたくないほど、気味の悪い子供でした。

それでも、母親のハリエットはベンを他の子供たちと同じように育てようとします。反発したベンの兄弟たちは、祖父母の家にそれぞれに自分の居場所を見つけて家を離れ、空っぽの大きな家は理想の家庭とは程遠いものになってしまいました。ハリエットでさえ、実は密かに、ベンは異星人か、ゴブリンのような人間とは違う種族の生き物ではないかと疑っているのですが・・・

デイヴィッドとハリエットの夫婦にとって、家庭は、大きな家という入れ物のことでした。大きな家があれば、そこに住むのは理想の夫婦であり、理想の家庭が営まれるはずでした。作者は、あえて逆説的にこんな夫婦を登場させたのでしょうか・・・そんな家庭が壊れていくさまを、突き放すように描いていくこの物語は、考えようによってはとても思索的。

夫だって妻だって、相手に知られないように密かにゴブリンの一匹や二匹、心の中に飼っているのかもしれませんしね、なんて。

2008/01/29 22:58 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

運動しましょ

雪が降りました。毎年、センター試験の頃は東京でも雪が降っているような気がしますが、今年は、センター試験終了後。理論上は「大学全入」だそうですし、今年の受験生はラッキー?

村上春樹 「走ることについて語るときに僕の語ること」 (文藝春秋)

作家ムラカミハルキは、アスリートでもあるのです。ランニングについては、これまでもエッセイっぽいもののなかでチラチラ触れていましたから、「フルマラソンを何度走った」と言われてもオドロキはないんですけど、トライアスロンまでとは想像しませんでした。頑張るのね、ハルキくん。

フルマラソンに出場するために、アスリートのハルキくんは、本格的なトレーニングを積んでいます。そのトレーニングは、半端ではありません。なぜそこまで、自分をおいこまなければ。ならないのか。追い込むことができるのか・・・走ることを、生活の一部にできるのは、意志の強い人だと思います。だからこそ、トレーニングで集中力と持続力を高めることは、長編小説を書き上げる力を高めることにも通じると、ハルキくんは説くわけですが。

第5章に、とても印象的な部分があります。ハーヴァードの新入生と思しき女の子たちにどんどん後ろから抜かれて行きながら、ハルキくんはこう考えるのです。

・・・世の中には僕の手に余る物事が山ほどあり、どうやっても勝てない相手が山ほどいる。しかしたぶん彼女たちはまだ、そういう痛みをあまり知らないのだろう。そしてまた当然のことながら、そんなことを今からあえて知る必要もないのだ。彼女たちのゆらゆらと揺れる誇らしげなポニーテールと、ほっそりとした好戦的な脚を眺めながら、僕はそのようなことをあてもなく考える。そしてペースを守りながらのんびりと川沿いの道を走る。
 僕の人生にもそのような輝かしい日々が、かつては存在したのだろうか? そうだな、ちょっとくらいはあったかもしれない。しかし、もし仮にそのころの僕が長いポニーテールを持っていたとしても、それは彼女たちのポニーテールほど誇らしげには揺れていなかっただろうという気がする。 


年をとって初めて見えてくることがあるのだと、それが実感できるほどに自分も年をとったのだと痛感します。まぁね、私の場合は、ハルキくんほど自分に厳しく生きてきたわけではないかもしれないけれど。

レイモンド・カーバーのWhat We Talk About When We Talk About Loveを下敷きにしたタイトルだそうです。What I Talk About When I Talk About Runningというわけですね。走ることを語りながら、自分を語ったエッセイです。

ストレートでストイックで(今日は、カタカナが多いですね。)、作り物ではない村上春樹さんに会えたような気がしました。いい本です。


2008/01/23 23:51 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

雑誌をしっかり読む

このところ、お、読みたいな、という雑誌がいくつかあり、雑誌ホッピングの日々。バックナンバーを取り寄せたものもあります。どの雑誌も、広告がほとんどないのがうれしい。考えてみると、女性雑誌って、広告でできているようなものなのですね。

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Bridge Vol. 54 (発行: ロッキング・オン)
これは、音楽雑誌。吉井和哉X草野マサムネの対談が目玉です。デビュー時期も年齢も近い二人の対談とあって、興味深々で読みました。いつまでも少年のようなマサムネくんと、ロックスターという風貌の吉井さん・・・期待を裏切らないマサムネくん、いい意味でしっかり裏切った吉井さん、という感じかな?

ほかにも、エレカシの宮本さんや槇原敬之さんのインタビューなど、結構なボリュームで久しぶりに音楽雑誌を手に取った私には、なかなか興味深いものがありました。広告もほとんどないのに、売価580円って、どうやって採算がとれているんでしょうか?他人ごとながら気になります。

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Galac 2008年2月号 (発行: NPO放送批評懇談会)
特集は「戦場ジャーナリストが消える!?」。なんと、表紙が亀梨くんの素敵な写真で、もうけもの。インタビュー記事もありましたし。ホクホク。

とってもまじめに放送番組を取り上げて論じています。特集次第で、時々買おうかな。

戦場ジャーナリストについては、いろいろと思うところがあるのですが・・・個人的すぎて書きません。書けません。

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Coyote (発行: スイッチ・パブリッシング)
No. 14 特集 池澤夏樹 「帰りそびれた旅行者」、
No. 21 特集 柴田元幸が歩く、オースターの街


こういう雑誌は、教養誌とでもいうんでしょうか? サブカルチャーではなく、正統なるカルチャーを、編集人の視点から(趣味で?)取り上げる雑誌。年間10冊の刊行です。

池澤夏樹さんの特集も、オースターX柴田元幸さんも(対談も柴田さんの訳した小品もあります)、読みごたえあり。なかなか良い雑誌です。好きだなぁ。

バックナンバーからも、編集者の頑張りが見えるように思いましたし、いつも雑誌を買う駅前の本屋では見かけたことがないので、応援の気持ちを込めて定期購読することにしました。おそらく私は、想定される読者層に入るのではないかという気がしますしね。

2008/01/19 11:24 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ここに幸あり

あ〜らしもふ〜けば、あめ〜もふ〜る、おんなのみ〜ちよ〜、なぜぇけ〜わぁ〜し
大津美子さんって、いい声でしたねぇ。それに、昔の曲って歌いやすいのですよ。

久しぶりに映画館で映画を見ました。おそらく、 1 年に一回位のペースでしょうか。今回も、同僚にもらった招待券があったからこそ、なんですけど。

オタール・イオセリアーニ監督 「ここに幸あり」 (@恵比寿ガーデンシネマ)

脱力系の映画です。日本映画でいえば、「かもめ食堂」なんかを想像していただくといいのかもしれません。

主人公のヴァンサンは、ある日突然大臣を罷免されてしまいました。浪費家の愛人は、愛想をつかして逃げ出すし、別れた妻を訪ねても取りつく島もありません。いい年をした男が頼るのはママ。ママにお小遣いをもらい、自分が昔住んでいたアパートの鍵をもらい、これでやっと落ち着き先ができるかと思いきや、アパートはアフリカ人たちに不法占拠されてしまっています。
でも、アパートへ誘ってくれる女の人は次々に現れるし、昔の友だちと再会して飲んだくれるのは楽しいし・・・アパートから強制退去させられたアフリカ人たちと一緒に橋の下で寝るのも、平気。友だちのひとりは、ヴァンサンたちの溜まり場になっていた居酒屋を閉めて、大好きな玩具で子供たちと一緒に遊んでいます。その居酒屋の壁という壁には、やはり友だちのアルノーが絵を描いていたのですが、それも消されてしまいました。
後任の大臣も罷免されました。もうヴァンサンとは遠い世界です。
ヴァンサンもママも、友人たちも、楽しく暮らしています。ヴァンサンのママの家でのパーティーには、元妻も元愛人も、そして多分新しいガールフレンドも来ています。楽しい昼下がり。これを幸福といわずに何というのでしょう・・・

大笑いするようなコメディではありませんが、クスリクスリと笑える会話やシーンがたくさん。ママに扮するのは、ミシェル・ピコリ。見ているだけでおかしい。監督自身も友人のアルノー役で顔を出しています。

地位なんか関係ない。友だちがいて、楽しくお酒が飲めて・・・それが一番。見終わったあと、気持ちのよい映画です。

2008/01/17 20:57 | 映画COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

西洋版お遍路さん

寒くなりました。3連休は、風邪が治らず、結局家から一歩も出ずに過ごしてしまいました。ゆるゆると下降線をたどる体力では、週5日仕事に行くだけで精一杯。こんなことではアカンのですが。

仕事を辞めた暁には、お四国さんにお遍路に行きたいものだと思っています。なぜならば・・・そういう分かりやすいきっかけでもないと、運動もせず、ただただ怠惰な生活に雪崩れ込んでいくだけのような気がするのです。で、お四国さん。88ヶ所巡らねばなりません。一回で全部回ろうなどと欲張らず、一国づつならどうかしらなどと、思案しております。仲間でも募りますかね。

コリーヌ・セロー監督 「サン・ジャックへの道」 (DVD)

スペインの北西の外れに、サンティアゴ・デ・コンポステーラというキリスト教の聖地があります。エルサレム、ローマと並ぶ3大聖地の一つだとのことで、古くから巡礼たちが訪れ、その巡礼路は、世界遺産に登録されています。

さてこの映画、こんなお話です・・・
日ごろ仲の悪い兄弟3人が、母親の遺産を相続するために、巡礼に出ることになりました。ガイドさんを含めて総勢9名の「歩きツアー」です。会社社長の兄、国語教師の真ん中の姉、アル中の失業者の弟という3兄弟はいがみ合っているし、なぜかイスラムの青年たちはいるし、ガイドさんは大忙し。でも、そんなことにはお構いなしに、とにかく毎日歩くのです。景色も目に入らないくらい、ひたすら歩く。自分の荷物はもちろん自分で背負います。だから、重い荷物に耐え切れなくなった人たちは、途中で余分なものを捨てていく。心身ともに、余分なものがそぎ落とされて行くにつれ、彼らにはある種の連帯感が芽生え始めます。そして、ついに一人の落伍者も出さず、9人は、サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着するのでした。
・・・巡礼を終えて向かったスペイン最西端の海岸の美しいこと!

とてもよくできたロードムービーですが、夢のシーンは要らないんじゃないかと思いました。心象風景を夢で表現しようとしたのでしょうが、解説は要りません。ただ、ひたすら歩くシーンで充分です。しかし、いい映画。やっぱりヨーロッパの映画だなぁ、と思いました。

そういえば、昨年の秋、日経に「還暦カミーノ」という連載コラムが掲載されていました。還暦を迎えた日経の土田記者が、同じ巡礼路を歩いた記録です。お四国さんのほうは、バスツアーがあるみたいですが、先達さんも一緒に歩くツアーというのは、ないんでしょうか・・・

巡礼の旅は、目的地にたどり着くことよりも、聖地を目指して歩く過程にこそ意味があるのだと思います。洋の東西を問わず、何かをリセットするには巡礼の旅が一番だと、昔から人は知っていたのですね。

2008/01/15 00:00 | 映画COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

たんば色の覚書

休み中も、こまめに会社のメールチェックをして、スパムメールは極力削除していたつもりだったのですが、2週間分のスパムメールの量は半端ではありませんでした。会社で使っている2つのメールアドレスのうち、片方はレプリカ・ウォッチとバイアグラ(英語メール)、もう一方は出会い系サイト(日本語メール)の洪水。いったい誰が、何のためにこういうバカなメールを送っているのでしょう・・・引っかかる人がいれば、ご褒美でももらえるのかしら。考えてみれば、アフィリエイトなんていうお小遣い稼ぎも、ご褒美という意味ではおんなじ仕組みであるわけで・・・変なお金儲けは止めましょうね。

辺見 庸 「たんば色の覚書 私たちの日常」 (毎日新聞社)

さまざまな青のグラデーションは、私の大好きな色あいでもあるのですが、その一つに鉱物のたんば(胆礬)の名前に由来するたんば色という色があることを、初めて知りました。辺見さんは、取材で訪れたアフガニスタンの空には、ほとんどすべての青があったといいます。そして、狂乱の赤と対比させたとき、清冽な青こそが人を「正気で殺す」色なのではなかろうか、と説きます。

この本では、辺見さんの友人である確定死刑囚のことが、幾度か取り上げられています。人が人を殺すことは、理由のいかんを問わず悪である、ましてやそれを死刑という制度で正当化することは許されるべきではない、というのは、辺見さんの変らぬ主張。

最後に収められた「私たちの日常」は、講演草稿をもとに加筆修正したものだそうです。その中にいくつか、胸を衝かれるエピソードが紹介されていました。

一つは、54歳で他界されたある女性のこと。彼女は、余命わずかな日々のなかで、辺見さんの著書の点訳を最後まで続けられたというのです。(この方のことに触れたブログがありました。「Littlefiddlerの読書記録」)

そしてもう一つは、CCRの「雨を見たかい?Have you ever seen the rain?)」という曲の歌詞にある「It’ll rain a sunny day」や「shinin’ down like water」が、ナパーム弾が降り注ぐ風景を歌ったものだということ。このナパーム弾の話は、ショックでした。新鮮なショック、というべきか。まさに、正気で人を殺す青の世界がそこにありました。

辺見庸さんは、筋を通すことの大切さを身をもって示しておられる点で、ワタクシが深くご信頼申し上げる「知識人」のお一人ですが、闘病生活の中、このところ一段と著作のペースをあげておられるように感じます。それが、ご自身の生に対する切迫感から来たものだとしたら、私はとても悲しい・・・


2008/01/08 23:58 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

年末年始の読書記録

長かった年末年始のお休みも、まもなく終わろうとしています。時間のあるうちに(忘れないうちに)、その間の読書記録を・・・

カズオ・イシグロ 「私を離さないで」 (早川書房) 
これは、なんともすごい小説。おそらく、種明かしはしない方がよいのでしょうが、提供者の介護人を務める主人公のモノローグで進んでいくこの物語は、もしかしたら近未来に起こり得るかもしれない怖いお話です。人間の遺伝子DNAはほとんど解明されたといいます。生き物としての素朴さを失ったとき、人間はこういうことを考え、やり始めるかもしれないと思うと、ぞっとします。
作者は、こういう形で、「人間の尊厳とはなにか」と問いかけているのだと思います。繊細な心理描写、破綻のない構成・・・でも、取り上げられたテーマがとてつもなく重い小説です。

絲山秋子 「袋小路の男」 (講談社文庫)
この作者、こざっぱりとして色気のないところが、なんとも気に入っています。人間が生きていくうえで、エロス以外にも重要なことはあるさぁと、どんどん色気のなくなっていくワタクシは思ったりするわけで・・・ちょっとやばいかもしれない。
袋小路にも、出口はあるのですよ、たぶん。・・・人と人のつながりって不思議です。

川上弘美 「おめでとう」  (文春文庫)
やはり新年はおめでたい本から読み始めるべし。いえ、ここに収められた12篇の短編は、特におめでたいわけではありませんが。
女ともだちというのは、元来エロチックな要素を秘めているのだという気がします。愛し合っているからこそ、長い付き合いの友だちになるのよね。
まぁ、愛にもいろいろありますが、そのあたりの機微や微妙な距離感を描くのが、川上さんは本当にお上手です。

明日からは、また通勤電車で本を読む生活に戻ります。いくら嵩張らない文庫本が中心でも、そろそろ収納の限界が近づいてきました。今年は、ゆっくりじっくり読める本を探してみようと思っています。


2008/01/06 23:37 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

新しい年

継続した時間の流れに、しるしをつけて、ラベルを張り替えたら新年・・・なぜか気持ちも改まります。
おめでとう、おめでとう、おめでとう。

江戸川ー富士山

富士山もちょっぴり顔をのぞかせて、おめでとう、おめでとう、おめでとう。

天気予報を裏切って、それはそれは穏やかな三が日。元旦は実家で両親とお雑煮を祝い、二日はムスメたちと初詣に、そして三日は友人(先輩)宅で新年会と、近年になく充実した「お正月」を過ごしました。

初詣は、神田明神に。さすがに秋葉原が近いだけのことはあります。「IT守護」なるお守りまでありました。PCに張っておくと、落ちない! そうそう、「ペット守護」のお守りを受けてきたのでした。直ぐに首につけてやらなかったから、昨日からちょっと具合が悪そうだったのかしら。もう大丈夫よ。神様が護ってくださる。

神田明神 神田明神2

今日は、買い物に出たついでに、弘法寺、手児奈霊堂と、万葉集に所縁の真間のあたりを回ってきました。毎年恒例のお散歩コースです。

天皇杯を掲げたヤナギくんも見られたし、箱根駅伝ではワセダが往路優勝(総合2位)という素晴らしい成績を収めたし・・・ワタクシにはココロ穏やかに始まった2008年。
どなた様にも、良い一年になりますように。

夕暮れ


2008/01/04 22:26 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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