ノベライズ
最近のテレビドラマ、原作がコミックス、というものがとても多いですね。脚本家の想像力・創造力がそんなに乏しくなっているのか、それとも、「ほら、この役です」とキャストを集めやすいのか・・・一方で、オリジナルの脚本だと、放送終了後に、ノベライズされたものが出版されます。でも、このノベライズ本、表に出る作者名は脚本家の名前。実際にノベライズするのは大体別の人ですが、ノベライズ/XXXXXと出ているくらい。こういうものの著作権はどうなっているのかな、なんて思ったりするのですが。
北川悦吏子 「たったひとつの恋」 (角川文庫)
性懲りもなく、亀ちゃん主演ドラマのノベライズ本なるものを、読んでしまいました。実は、このドラマのDVD-Boxを買おうか買うまいかと、まだ迷っているもので。いえ、放送中に録画したものはちゃんとCMをカットして(カットしすぎっちゃったところも多々ありますが)、DVDにしてあります。だから、特典映像のためだけに、大枚叩くというのも馬鹿らしい気がするなぁ、でも、CMのところでブツッと切れたりはしていないよね、などなど逡巡しているうちにノベライズ本が文庫になって・・・というわけです。ノベライズは豊田美加さん。若い方なんでしょうね。
ノベライズされたものって、大抵小説の体をなしていません。ことに、脚本家とは別の人が小説仕立てにしたものは、台詞をつないで、ト書きを文章にしただけ。だから、なんとも薄っぺらな筋書きを追うだけのものになってしまっています。残念ながら、この本もその轍を踏んでしまいました。
なぜ、シナリオのまま出版してくれないんでしょうか。その方がずっと面白いのに、とブツブツ言っている自分がいます
例外をあげるとすれば、向田邦子さん。ご自分の手でノベライズしたものがいくつかあります。「隣りの女」「幸福」など。これは、ちゃーんと小説になっていますものね。
それと、DVD-Box。民放は、DVD化を前提に「話題の」ドラマを制作しているようですが、繰り返し見るには耐えられないレベルのものも当然あるわけで、ちょっとやりすぎじゃないでしょうか。
さて、「たったひとつの恋」のDVD-Boxはどうしましょうねぇ。だったら、「ごくせん」や「野ブタ・・・」のほうがよさそうな気もするし。
今しばらく、懐具合と欲しい気持ちとのせめぎ合いが続きそうです。
2007/06/30 16:15 | 本 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP












