はじめてばなな

相変わらず、風邪が抜け切れず、ひいひい言いながら出勤しています。風邪薬の副作用で、胃がやられてしまったのも苦しい。本当にくるしい…

そんな中で、新しいPCを使い始めました。中古で買ったIBMのThinkPadです。データは旧PCから移したので(移してもらったので)古いメールが読めないこと以外、不都合はありません。ノートPCなのに、キーボードとディスプレーはこれまでと同じものを使っています。ノートのディスプレーは老眼にはつらいですからねぇ。ちょっと賢い使い方ではないかと自画自賛。旧PCも、まだ十分働いてくれるのですが、最近ファンの音がちとうるさかったので、ノートの静かさには驚嘆。すごいわねぇ。

よしもとばなな 「デッドエンドの思い出」 (文春文庫)

どんなに世評が高くても、読まずに済ませる作家さんというのがあってもいいのではないかとおもい、よしもとばななさんをそのカテゴリーに分類していたのですが、とうとう読んでしまいました。

帯には、「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。これがかけたので、小説家になってよったと思いました。--よしもとばなな」とあります。確かに、穏やかでやさしくて、結構ですが、やはり若い方が若い読者を対象に書いた小説だという感じを拭うことができませんでした。文章の密度が粗い?

若い世代−おそらく20代後半から30代後半まで−にとってのよしもとばななは、私たちの世代にとっての村上春樹的存在なのではないかと、ふとそんな風に思ったのですが、どんなもんでしょうか・・・

2006/11/30 23:53 | COMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

雨の月曜日

本日休業。朝、雨が降っているのを見たとたん、体がどっとだるさを思い出したような、そんな感じで、一日中ゴロゴロとしていました。こんな事ではいけないんですけれど。でも、「気合だ!」ってのは私にはちょいと無理。あのお父さんは、なんであんなに元気なんでしょうかね。

日記風に、この数日を振り返っておきましょう・・・



11月23日
ここへきて、今年一年の疲れがどっと出てきたような気がして、運動しなくちゃ、と思いつつ、家から一歩も出ずに過ごす。

ヴィスコンティの「夏の嵐」。LDをDVDにダビング。これで、私のヴィスコンティ・コレクションはほぼ完了したことになる。(LDがあるにもかかわらず、かなりDVDを買ってしまった。)

11月24日
連休の谷間、たまった休暇を消化することにする。小春日和の一日である。
午後、外へ出ると脈絡もなくスピッツの「田舎の生活」を歌っている自分に気づく。家でも、仕事でも思い通りには行かないことが多い。さよ〜ならさよ〜なら、というフレーズに涙がこぼれそうになる。

帰ってくると、ジョニー・デップの「リバティーン」がAmazonから届いていた。早速見る。このロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットは、ジョニー・デップが惚れこんで演じた役だという。作りすぎ、やり過ぎの感、無きにしも非ず。ところが、そんなジョニーが浮いていないのは、国王役のジョン・マルコビッチのおかげか。マルコビッチの凄さを再確認。

11月25日
父の誕生祝のため、実家に行く。プレゼントはセーター。これまでは、父へのプレゼントといえばお酒と決めていたのだが、今年、胆石の手術をしたため、お正月以外はお酒を持っていかないことにする。両親揃って元気なのは嬉しい。私が一番ショボショボしているかもしれない。

11月26日
鼻水が止まらないので、ティッシューペーパーの箱を抱えて家の中を移動している。おかげで家の掃除が半分しか終わらない。風邪薬が効いて、午後遅くに、ようやく鼻水が止まる。眠い。だるいので、買い物にも行かない。

昨日の亀ちゃん主演ドラマ「たったひとつの恋」を編集。役者としての成長振りに感心。視聴率がなんだ!亀ちゃん、頑張れ!

11月27日
寝ていると、ネコが来る。布団の中にもぐったり、足元の布団の上でゴロゴロしたり、ちょこちょこと居場所を変えている。ネコの方がずっと元気なので、遊んでやれない。とうとう、ソファを引っかき始めた。

吉田秋生の「YASHA」を読む。今日の私には6巻という長さがちょうどいい。鳥インフルエンザも世界各地で蔓延中、鳥から人への感染報告はかなりある。そんなことを考えながら、YASHAを読むと、あながち絵空事とは思えない。年寄りの死亡率が高い病気のウィルスは、為政者には便利だろう。

小腹が空いて起きたついでに、リビングにあった三田誠広の「団塊老人も読む。当たり前すぎて、面白くない。こんな本を買ってきたのは誰だ?



と、まぁ、こんな感じで4連休+休業日が過ぎていきましたけど。

ところで、雨はやんだのでしょうか?


2006/11/27 20:55 | 雑記COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

ジョージアの紅葉

忘れないうちに、ジョージアの紅葉の写真を、とりあえず1枚アップしておきます。

IMAGE_007.jpg


アラバマ州との州境を流れる川の河原で、一本すっくりと立つカエデを見ました。孤高のカエデ、なんちゃって。
あ、深紅の色も鮮やかなあのカエデとおぼしき木は、やはりカエデでした。地元の人によれば、Canadian Mapleとのこと。カナダ国旗のあのカエデです。

2006/11/20 07:20 | COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

帰国便で思ったこと

一人旅には慣れていますが、困るのは食事です。なるべく土地のものを食べたいと思うのですが、足のない身の哀しさ(幽霊じゃありませんよ〜)、イベントや約束のない日は、どうしてもルームサービスのお世話になることが多くなっています。ホテルのレストランに行ってもいいんですけど、一人で、ぼーっと注文した料理が出てくるのは、かなり辛いものがあります。サービスのペースがゆっくりですから・・・そのペースは、客が一人だろうが2人だろうが、キッチンスタッフには関係のないことですから・・・手持ち無沙汰で困るのです。

あとは、荷物運びかな。自力で頑張って荷物を持ち上げなくてはならないシーンって、結構多いものです。

さてさて、この原稿は、X01HTというスマートフォンを使って書いています。今、アトランタからの飛行機の中。飛行時間が本当に長いんです。西に向かって進む帰国便は、偏西風の影響を受けますから行きよりも1時間ほど余分に時間がかかります。13時間半は、限界に近い長さです。その気になれば、映画なんて3本も4本も軽く見られます。今回は、なぜか見る気になりません。機器の具合が今ひとつ、というのもありますけれど、新しいおもちゃの方が面白い。

食事のあと、指を組んで眠っていたらしく、目が覚めたら軽い痺れを感じました。すわ一大事、と通路でちょっとストレッチをしてみたり・・・

私が初めて乗った飛行機は、エールフランスのパリ行きの便でした。最近、KAT−TUNの赤西くんで話題になった短期語学留学の走り、とでも言いましょうか、就職して数年働いた後、貯金をはたいてイギリスに行きました。語学学校の世話で、その学期に入学する仲間たちと一緒の団体扱いの旅でした。当時は、ヨーロッパではストライキが頻発しており、その時も、パリで5時間ほど足止めを食らったのを覚えています。行き先を間違えたかしら、ロンドンよりパリにご縁があったのかしら、などど思いつつ、乗継便の搭乗案内を待ちました。やっとの思いでロンドンにたどり着いたものの、止宿先への連絡方法が分かりません。ヒースローから数人でタクシーに乗り、それぞれが自分の下宿の住所を紙に書いて運転手さんに渡し、おまかせ、で順々に送り届けてもらいました。「到着日を1日間違えていたのかしら、と話していたところだったのよ」という優しいマダムに、「パリで5時間も待った」と伝えるのが精一杯だったような気がします。

なぜ、こんな昔話をしているかというと、当時のヨーロッパ線が、早い北回り便でも16時間くらいかかったのを思い出したからです。東京を出発するのは夕方。そして、同じ日の朝、アンカレッジにつきます。そこで給油して、次は北極の上空を飛んでいくのです。ヨーロッパの町に着くのは翌日のお昼ごろ。時間がさっぱり分からなくなって、途惑いました。でも、ワンストップして免税店を冷やかしたりできただけ、このアトランタ便よりは楽なような気がします。(ちなみに、東京―アトランタの飛行距離は、ノンストップ便としては最長です。)
アンカレッジの免税店は、帰国便の日本人目当てに、それはそれは品揃えが充実していました。日系の女性がたくさん働いていましたが、ヨーロッパ便がロシア上空を飛ぶようになって、あの免税店はどうなったのでしょう・・・




機中での書き込みは、ここで終わっています。

今回、旅行のお供に持っていった本は、川上弘美さんの「龍宮と、向田邦子さんの「父の詫び状でした。「龍宮」は、本当に変なお話ばかりですが、好きだな。川上さんは、この路線を突きつめていただきたい、と思っているのですが・・・

2006/11/19 17:49 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ところ変われば

おったまげた話2つ、ご紹介いたしましょう。

その1:

昨晩(14日夜)、今回の会議の主催者(女性エグゼクティブ)宅でガーデン・パーティー。「どうぞ、ご自由に見ていただいて結構よ」と言われて家の中を探検。玄関脇に、応接室があり、ファミリーリビング、ダイニング、キッチンには軽食用の食事コーナー、ホームオフィス、客用寝室、家族の寝室などのある広い家。なんと、平屋です。アンティークハウスと言う言葉はないけれど、築150年を超えるような古い建物を、きちんと手を入れて、おそらく時間をかけて集められ、代々受け継がれてきたのであろうアンティークの家具を配して・・・こういうお家なら人が呼べます。

部下の若い男の子たちが、「今日のメインディッシュはPooreman's Pot(こんな名前だったかどうか、ちょっとアヤシイ)だよ」と言いながら、食べ物を用意しています。大鍋に海老、鶏肉、ソーセージ、たまねぎ、ピーマン、にんじん、ブロッコリー、皮付きのままのジャガイモをぶち込み、「スーパーで買えるよ」という調合済みのシーズニングで煮込むだけ。材料が豪華だったからか、結構おいしくいただきましたが、驚いたのは、「出来上がったよ」と声がかかった時。てっきり一人分ずつ取り分けてスープ皿にでも入れてくれるのかと思っていたら、なんとなんと、掛け声とともに鍋の中身を、テーブルの上にぶちまけたのです。スープはお庭の栄養に、と言うわけです。もちろん、そのテーブルは、きちんと大きな紙のテーブルクロスをかけて、きれいにしてありましたけれど。
びっくりしました。

土地の人の中にも、話には聞いていたけれど本当に見たのは初めて、と言う人が何人もいました。もともとは、寒いときに農場で、何もかも一緒に煮込んで、テーブルを囲んでみんなで食べた料理だとか。なんとも豪快なジョージア風ちゃんこ鍋ですね。


その2:

今日の(15日)午後、打ち合わせ中に突然、どこからか警報が聞こえてきました。空襲警報みたいな感じで、いつまでも止まりません。警報は低い音で鳴り続け、PCをチェックした私の仕事相手が、「竜巻だ!」 竜巻警報だったのです。さて、何が起きるのかと興味津々で見ていると、スタッフ全員、建物のコア部分にある会議室やユーティリティに集まり始めました。あっちの会議室も、こっちの個人のオフィスも、とにかく窓から離れた部屋は、どこも満員です。警備のスタッフが、2人一組で見回りに来て、まだ窓際に残っている不心得者がいないかどうか、チェックして回っています。

外は篠つく大雨。PCのチェックを怠らないわがシェルターの住人が、14時59分にここからXXマイル離れたところで発生、速度はXXでXX方面に進んでいる、などなどと刻々変わる状況を教えてくれました。結局、直撃されることはなかったのですが、竜巻との初遭遇となりました。

30分ほどして、警報が鳴り止み、また警備スタッフが「席に戻ってよし」と告げて回って、竜巻騒動はおしまい。

朝は、「日本でマグニチュード8.1の大地震があったそうじゃないの、お宅は大丈夫だった?」と会う人ごとに声をかけられて・・・なぜか、あちこちで天災の警報が出たのですね。やれやれ、世界的に大変な日だったこと!

2006/11/16 12:46 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

南部なのに紅葉

あまりに紅葉がきれいだったので、携帯カメラで何枚か撮ったのですが、アップする方法がわからない。これまでの機種で写真を撮ったときには、MiniSDカードを携帯から抜いて、それをそれなりの機器(なんと呼べばよいのか名前がわからない)を用いてPCにつないで取り込んでいたのです。通信費もかからないし、何しろ一番楽だった・・・

さて、今回の機種はどうもそのような裏技が使えないようで、どうすればよいのか、思案投首。仕事で来ているのだし、そうそう遊んでもいられない。帰宅後にまとめてアップいたしませう。

ジョージア州といえば南部の王様みたいな州ですが、なんと、赤く色づいたカエデとおぼしき木がとてもきれいなのです。植物音痴の私には、木々の違いが判別できず、さらに言えば、判別できたとしても名前がわからないわけで、なんともご説明はいたしかねますが、とにかく深紅です。銀杏の黄色ばかりが目立つ東京より、よほど紅葉を見ている気になります。一日の寒暖の差が激しいことも影響しているのでしょうが、南部で紅葉、にはちょっぴり驚きました。わが緑なるジョージアには、紅葉なんかないと思い込んでいた不明。

今日は、お目当てのスタッフとすぐに打ち合わせができなかったりして、ボーっとしている時間があったのですが、なぜか「小人閑居して不善を為す」という言葉がボーっとした頭に浮かんで仕方がありませんでした。 誰が小人? アメリカ人、それとも私?

まったく、やれやれ、でございます。


2006/11/14 10:33 | COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

着きました!

快晴の東京を出て、同じ日の似たような時間に快晴のアトランタに到着。

離陸時、夕方の東京では、夕焼けの空に富士山が美しいシルエットを浮かび上がらせていました。アトランタも間もなく午後4時ですが、まだまだ日が高く、昼間のようです。
なんと風の強いこと!空には一っかけらの雲も残っていません。そんな強い風の中で、バスを待っています。
真冬は、つらいだろうな…って、真冬には来ないようにしますけど。

来るたびに、空港のセキュリティが厳しくなっているように感じられます。ふと、アメリカは戦争当事国だったのだと、思い起こす瞬間。

アメリカは、車がないと暮らしていけない国です。ただ、こうしてバスターミナルでぼんやりバスを待っていると、四方八方にかなり頻繁にバスが出ていて、バスの需要もそれなりにあることがわかります。

目的地に着くと、ちょうど12日の夕方。一日得をしたのか、しないのか。

あしたから、仕事です。


2006/11/13 13:00 | COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

朝焼けの富士

PICT0323b.jpg


代わり映えのしない定点観測シリーズです。

昨夜来の風に雲が飛ばされて、朝、冠雪して真っ白な富士山が見えました。お山はもう冬なのですね。

なぜだか分かりませんが、綺麗な富士山が見えると、そのあとには必ずよいことが待っています。これまでいつもそうでした。嬉しいニュースは富士山とともに、なんてね。さて、今回は、なんでしょう?

しかし、富士山の見える方向には、マンションが増えてきました。いずれ視界は遮られてしまうのだろう思うと、ちょっとさびしい気がします。

閑話休題。
昨日の亀ちゃんドラマ「たったひとつの恋」には、仲間たちがみんなで江ノ島に遊びに行くシーンがありました。鎌倉から見ることはあっても、島まで行くことはほとんどありません。最後に行ったのは何十年前だか記憶にないほど。ちょっと前には、新聞の「小さな旅」のような記事でも、江ノ島がとりあげられていました。江ノ島ブームなのでしょうか・・・

あんなシーンを見ると、湘南で、海を見ながら暮らせたらさぞや気持ちがいいだろうなぁと、諦めたはずのココロがザワザワしてきます。やっぱり海と川では、風景の広がりに違いがあるのです。

まあね、今の川の見える暮らしもそれほど悪いものじゃありませんけど。

2006/11/12 09:36 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

タンゴ・冬の終わりに

10年ひと昔。20年ならふた昔。
あやふやな記憶を抱えて、一人でひっそりと見る清水邦夫の名作。

あれは初演だったのか再演だったのか・・・
劇場も、パルコ劇場だったのか、それともコクーンだったのか・・・

確か、主役の清村盛とその妻を、平幹二朗と松本典子が演じ、盛を訪ねてくるかつての恋人を名取裕子が演じていた。
そう、それだけ覚えていれば十分かもしれない。
とにかく「かつて私は見た」のです。

作:清水邦夫、演出:蜷川幸雄、出演:堤真一/常盤貴子/秋山菜津子/段田安則/毯谷友子/高橋洋/月川悠貴/新橋耐子/沢竜二/他


幕が開くと、舞台は人で埋め尽くされています。そう、ここは観客が溢れそうな満員の映画館。彼ら観客たちは、盛の出演する芝居を見に来た人々だったのかもしれないし、盛の弟が細々と切り盛りをしていたこの映画館で、映画のもたらすひとときの恍惚を味わた人々かもしれない。思い起こせば、清水邦夫+蜷川幸雄コンビの、群衆の扱いは、昔から見事でした。

今回の舞台では、自らの狂気の世界に閉じこもる元俳優の盛を堤真一が、彼から手紙を受け取ったと信じてやって来たかつての恋人で今はトップスターに上り詰めた水尾役を常盤貴子が、演じています。

堤さん、TVドラマの収録とこの稽古が重なりましたか?台詞がねぇ、ちょっと聞きづらいことがありましたね。それに、45歳の中年男というよりは、永遠の少年を演じていたよう。それに狂気の世界が軽過ぎた?
常盤さん、最近舞台が多いようですが、本気なら基礎から学ぶべきでしょう。怒鳴るような台詞まわしばかりでは興ざめです。


でも、脇を固める役者さんたちが素晴らしい演技を披露してくれました。盛の妻役の秋山菜津子さん、水尾の夫役の段田安則さん、盛の弟役の高橋洋さん、それに新橋耐子さん、みなさん、本当によかった。清水邦夫の美しい台詞が、生きた言葉として舞台の上に在りました。

むかし私が見た舞台は、もうすこしリアリズム的な色彩が濃かったように思います。今回の舞台では、映画館に残る赤いシートが印象的でした。20年という歳月が、たたかいの日々を、ノスタルジーというオブラートに包み込んでしまったのでしょうか。作者が盛に繰り返し「演じ」させ、語らせようとした革命の闘士のメッセージは、その分だけ薄れてしまったかもしれません。


2006/11/08 23:33 | 舞台COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ナビスコカップ決勝

アントラーズ 0−2 ジェフユナイテッド (@国立競技場)

ナビスコカップ決勝戦、行ってまいりました。朝、やなぎカレンダーが届いたりして、これは幸先がいいや、今日は勝てるぞ、なんて勝手な思い込みがあったのですが・・・結果はご存知の通り、ジェフの2連覇で幕を閉じました。

選手入場の時、アントラーズはゴール裏を濃紺にしてそこに星がひとつ登場。いかにも10冠を意識した応援振りでした。そ、れ、に、同じ通路の少し前のほうには、元レッズの福田さん。もっと前にはサッカー好きで知られているタレントの清水圭さん、大杉漣さんをお見かけしました。こういうことも、サッカー生観戦の楽しみの一つであったりします。

PICT0315b.jpg


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双方、なかなか得点が入らず、一見拮抗した試合のように思われるかもしれませんが、実際には、スコア以上の差があったのではないかと思います。
アントラーズ側の席にいながら、勝てるとは思わずに、でも勝って欲しいと祈りつつ、見ていました。まぁ、私の場合は、チームに対するというよりは、やなぎくんに対する思い入れのほうが強いのですけれど。

中盤がスカスカで、見事にボールを奪われ続け、その上、攻めのイメージが共有できていない・・・これってヤバイですよ、アントラーズ。

こないだ鹿島に行った時にも感じたのですが、今のアントラーズは、中盤にスペースがありすぎます。DFが下がりすぎだと思うんですけれど。いったい何をどう考えたらそういう陣形、戦術になるのか、納得できません。

強かった頃のアントラーズは、堅守速攻、を絵に描いたようなチームでした。強い、絶対に点を取られないDFがいて、ボールを取った瞬間、2〜3人で攻め上がる。そのあたりの状況判断は見事でした。(秋田とビスマルクのおかげ?)

相手が、たらたらボールを回しながらゆっくり攻めてくるチームばかりなら、とりあえず持たせて最終ラインで潰して、という戦法もありなのかもしれません。いまや、他のチームはどこも、ボールを持ったら一気に攻め上がってくるのです。そして、そういうチームが結果を出し始めています。対するアントラーズ。DFは、ボールに振り回されて失点。一方、攻める時にはスペースを使えず、時間をかけすぎて相手の防御体制が整ってしまうため、得点できない。バックパスが多すぎる、つまり、弱気なのね。
これじゃぁね、勝てません。素人目にもそう見えます。

さて、ナビスコ決勝のジェフは、両サイドをうまく使い、よいサッカーをしていました。いいところにボールが出るんです。そしてそこに走りこんでくる選手がいる。躍動感があって、見ていて楽しいサッカーです。それに、阿部勇樹くんが、本当に成長しました。ここぞ、と攻め上がるタイミングのよさ、セットプレーのポジション取りのよさ、まさにチームの大黒柱です。

贔屓のやなぎクン。フリーでいたのにボールが出てこなかった時、激しく怒っていました。あんなやなぎくんは珍しい。でも、走りに軽やかさがもどりつつあるようなのは嬉しい。ネコっぽくなってきましたから、来期は大丈夫なんじゃないでしょうか。

やっぱり、3月末のあの骨折後、W杯に間に合わせるために、相当無理をしたんだろうな、と思います。昔なら間に合わなかったものが、医療技術の進歩で間に合ってしまう。でも、どこかに無理があり、ひずみもあるのだと、思うのです。Jでのゴールは、ただいま75。何としてでも100ゴールを目指して頑張って欲しい、というのが今の切なる望みです。

2006/11/04 17:29 | サッカーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

気になる作家

このところちょっとお気に入りなのが、堀江敏幸さん。もともとはフランス文学者で、小説も書き始めたという方のようです。
「花腐し」の松浦寿輝さんとちょっと似ておられますね。学者さん兼作家さんという経歴が。でも、松浦さんのほうが、詩的、映像的で、堀江さんのほうが散文的、かな?
読んでいて、場面場面のイメージが喚起される松浦さんに対し、堀江さんの文章は思念を掻き立てる、というべきか。

好きですよ、お二人とも。文章力があるってこういうことよね〜、と感服いたしておりますのよ。(褒めすぎ?)

さて、堀江さん。この3冊を続けて読みました。

郊外へ」 (白水社Uブックス)
いつか王子駅で」 (新潮文庫)
おばらばん」 (青土社)


堀江さんの文章は、ワンセンテンスが長い。その長い一文のうねりに乗って、どこかへ連れて行かれるような不思議な感覚があります。
騙されているような気がしないでもない。
とくに、フランス物の「郊外へ」と「おばらばん」。
フランスの作家だの画家だのの名前がずいぶん出てきます。が、私はその誰をも知らない。本当に実在の作家ですか?それとも堀江さんのアタマの中に住む架空の人々ですか?
エッセイの顔をしてるけど、絶対にノンフィクションではない。かといって、いわゆる私小説でもない。そこに作者の遊び、企みがある? 

それは、「いつか王子駅で」も同様です。

でも、そんなことには関係なく、 元来、文学とはこのようなものではなかったのか、と思わせられるような作品群です。

温泉宿でゆっくり読むといいかもしれません。


2006/11/01 23:27 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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