トリノ・オリンピック閉幕

「オリンピックなんて興味ないの」てな風を装っていたのですが、白状すると実は結構TVを見ていました。原則的にスポーツ観戦は好きなんです。

フィギュアもいいんですが、ミズスマシみたいという人の多いスピードスケートの長距離なんかもみ応えがありますよ。500mだけはスプリンターが勝つことがあっても、それ以上の距離になると1000mから10000mまで全種目に勝ってしまうような信じられない選手が時々出現します。リレハンメルのヨハン-オラフ・コスとか、何時でしたっけレイク・プラシッド?の時の全種目に勝ったエリック・ハイデンとか、もっと古いところではアルト・シェンク(札幌の時の人です)とか・・・今回は、そういう圧倒的な印象のある選手がいませんでした。残念ながら。

さて、フィギュア。今回は、荒川静香さんが金メダルを取ったので、週末の再放送を録画して、しっかり見ました。ショート・プログラムでは、サーシャ・コーエンのきめポーズの上手さに感心しましたが、フリーは荒川シーちゃんが、すばらしいスケーティングを見せました。彼女のスケーティングは伸びやかで、美しい。精神的にもとても強い人なのでしょうね。彼女が勝てて本当によかった。
男子は、プルシェンコがずば抜けていましたけれど・・・エキシビションを見て、ソルトレークでヤグディンが勝ったのにはやはり理由があったのだと思いました。あのステップや振り付けは、ヤグディンの「仮面の男」にそっくりだったじゃありませんか。ヤグディンは今、どうしているのでしょうか・・・

そんなわけで、体調が悪い上に、TVを見る時間が長くて、ほとんど本を読まない日が続いています。われながら、珍しいことです。

そうそう、修二と彰の出演したTV番組をあつめてDVDなんか作ってみました。これもやっぱり映像のおはなし。

活字中毒の私が、活字以外のものに費やす時間のほうが長いなんて、やっぱりアタマのキャッシュメモリーが足りなくなってきているのかもしれません。

2006/02/27 23:51 | 雑記COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

集中できない!

体調不良だと、すべての面でスピードが落ちます。
歩行速度、思考速度に始まり、キーボードを打つ速度も。

猫アレルギー対策で、お医者様から漢方薬(小青龍湯)を処方していただいているのですが、そろそろスギ花粉の季節とあって、漢方薬だけでは症状が改善しなくなり、恐る恐る抗アレルギー剤を飲み始めたところです。

どうも、妙に体が敏感なようで、新しい薬にはすぐに拒否反応がでます。「眠くはならないはずなんだがなぁ」とお医者様がおっしゃる薬でも、耐え切れないほどの眠気に襲われたり、吐き気がしたり…

他にも常時服用している薬が3種類。副作用、飲みあわせ、などなどあるに違いありません。

本を読むスピードももちろん落ちています。そんなこんなで、気持ちが落ち込んでいるためか、一冊の本を読み通すことができない。今は、三冊、あっちこち、つまみ食い。
通勤電車の中では雑誌ばかり、ばらばらと見て…(それで余計にイライラするんですけど。)

なにかいいことないか、とネコさんを突付いて引っかき傷をこさえてしまいました。ある意味、デフレ・スパイラルですね。

2006/02/24 00:12 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

やな〜ぎさ〜わ

柳沢選手が、「レンタル」で鹿島アントラーズに戻ってきます。
やなぎフリークの私としては、彼のプレーを見る機会が増えるのは、誠に喜ばしい限りです。

サンプドリア、そしてメッシーナでの2年半は、出場機会に恵まれず、出られたとしてもサイドのポジションばかり。ゴールもなく、本人としては忸怩たるものがあるでしょう。志を果たして、ではなく、志半ばでイタリアを後にするわけですから。(7月にまたどこかへ行っちゃうかもしれませんが…)

でも、代表戦を見る限りでは、サイドを経験したことで、ますます視野が広がったようにも見受けられます。力強さも増しました。シシリアよりは日本のほうが設備も整い、コンディションの調整もしやすくなると思います。今年になってからの情けない代表戦2試合のフラストレーションを、やなぎが吹き飛ばしてくれることを期待しています。

サッカーはビジネス。選手は商品。そんな割り切った考えが当たり前の世界で、なんとか希望を叶えようとしてくれる周囲の人々が、こんなにも多いのは、やはりお人柄のなせる業でしょうか…

さて、月に2回の鹿島詣。頑張って行きましょう!

2006/02/21 23:47 | サッカーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

赤毛のアン

我が家には今、村岡花子訳(新潮文庫)・松本侑子訳(集英社文庫)・掛川恭子訳(講談社文庫)の三冊の「赤毛のアン」があります。ついでに言えば、英語版も。
今週は、「赤毛のアン」三冊の読み比べに費やしました。いったい何のために、そんなことをしてみる気になったのか、自分でもよくわからないんですけど。

村岡訳は、50年以上前の仕事ですから、言葉が古めかしいのは仕方がありません。松本訳は、原文に忠実できちんとしているし、掛川訳は、分かりやすい。ただ、誤解を恐れずにいえば、一番登場人物の「キャラが立っている」のは、村岡訳だという気がしました。村岡さんの訳には、もう何十年も慣れ親しんできました。だからマシューやリンド夫人の口癖は、村岡訳でおぼえてしまっています。そのせいもあるのでしょうね。

でも、ひとつの物語を、訳者を変えて3冊読み比べるなんて贅沢はなかなかできるものではありません。
あーぁ、今週もまた、妙なことをして遊んでしまった…

2006/02/18 23:33 | COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

チャーリーとチョコレート工場

映画はほとんど家で見ます。映画館に行くのは面倒です。

今ごひいきの俳優さんの一人がジョニー・デップなので、この映画もDVDを買ってしまいました。
ティム・バートンがディズニーの映画を撮ってみました、という感じですね、これは。つまり、ちょっと半端じゃないかと言いたいわけですよ、私としては。

ゴールデン・チケットを手にした子供たちのなかで、チャーリーだけが素直で思いやりのあるいい子。ほかの子は嫌な子ばかり。親もよくない。だから、因果応報。子供向けのお話なのに、そこまでやるか・・・。あんまり深く考えず、ウィリー・ウォンカ氏の不思議なチョコレート工場めぐりを楽しみ、いろんなウンパ・ルンパに出会っているうちに、あっという間に子供たちの一日が終わります。チョコレート工場を譲る、というウォンカ氏の申し出を、家族と一緒じゃないなら嫌だ、と断るチャーリー君。一人ぼっちでさびしいウォンカ氏。定石どおりの展開です。

ジョニーさんは、もっと「いっちゃった」風に演じるのかと思っていましたが、結構抑え目の演技です。チャーリー君に扮するフレディ・ハイモアという子役は本当にかわいいですね。周りの大人たちは、ずいぶんと贅沢なキャスティングです。そうそう、ウォンカ氏の父親役で、クリストファー・リーが顔を出しています。もうLoad of the Ringsのサルマーンには見えません。
でも、最高なのはリス君たち。あのかわいさには、脱帽。

疲れたときに見るには、手ごろな映画かもしれません。

2006/02/14 22:39 | 映画COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

風の音とイオリン

2月も半ば近くなると、陽の光はきらきらときらめいてきます。光の春。太陽がほんの短い時間しか顔を出さない暗く長い冬をすごすロシアの人のことばだと聞いた覚えがあります。まだ風は冷たいけれど、一日一日と陽射しは強くなり、木の芽がふくらみ鳥がさえずり始める。
今日は光というより風が強い。春一番も近いのでしょうか。

日曜日の定点観測。日没です。
PICT0186b.jpg


この一週間、藤原伊織の小説を読み返していました。
まず、「テロリストのパラソル」。次に「雪が降る」。そして最後に「てのひらの闇」。はじめの2冊が講談社文庫。最後は文春文庫です。
本当に、アタマのキャッシュメモリーが不足しているようで、あまり考えることができず、新しい本を読むことができず、でも、せめて読む本には実生活には不足しているロマンがほしくて…情けない限りではありますが。

さて、イオリン(失礼!))の小説には、うらぶれた中年男と颯爽とした若い女性という組み合わせのものが多い。中年男のほうは、いわくいい難い事情があって、そのために「逃亡生活」を余儀なくされていたり、自分の出自を隠していたり。意識的に無頼の道を歩いているけれど基本的にはとってもインテリ。対する女性のほうは、賢く強く、時には母性を感じさせる…イオリンさんの理想でしょうか。

まぁ、そんなことはどうでもよろしい。とにかく好きなんです。引き締まった文体が良い。余計なことを説明しないのがいい。イオリンさんそのものが、ハードボイルドなのでございますよ、きっと。

などと書いているうちに、夕焼け空となりました。
PICT0189b.jpg

2006/02/12 18:58 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

日本代表vsアメリカ代表

2月11日 日本代表vsアメリカ代表 @San Francisco (TV)

昼間は出かけていたので、帰宅後、夜更けに録画を見ました。

1トップ機能せず。どこの局かは忘れましたが、こないだTVのサッカー番組で解説者の武田さんが、「1トップにするのなら、久保より柳沢だ。」と話しているのをチャンネル・ザッピングの途中で偶然見ましたけれど、そのとおり。久保って、1トップより2トップのほうが良さがでませんか?もちろん相方は、タカハラではなくやなぎですが。

W杯出場が決まって、緊張感がなくなってしまったのか…アメリカのボールへの寄せの早さ、プレスの激しさ、そういうひたむきさみたいなものを、あんまり日本には感じない試合振りでした。代表初出場の長谷部・佐藤、初得点の巻とチームメートの阿部、彼らがよかったように見えたのは、一生懸命さが見えたからに過ぎません。

先ほどチェックした試合後のコメントに今ひとつ危機感が感じられないのも気に入りません。

本番はこれからだというのに、なんてことでしょう!

2006/02/12 15:46 | サッカーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

巴里の空はあかね雲

岸恵子 「巴里の空はあかね雲」  (新潮文庫)

岸恵子さんの著作は、「ベラルーシの林檎」「砂の界(くに)へ」の2作を読んだことがあります。自分というものを強く持った女性なのだなぁ、頑張っておられるのだなぁ、と感じたものです。
この「巴里の空はあかね雲」は、彼女の処女作いうことになるのでしょうか・・・

岸さんは、女優である前にまず、小粋なキリキリシャンとした江戸前の女性であるようです。そのような気風のよい女性は、男女関係が縺れたりするとしばしば「君は強い、一人でやっていける人だ。だが彼女は僕がいなくては・・・」なんたらと男に買いかぶられ、「あたぼうよ!」と意地を張る。

でもねぇ、本当は泣いているんですよ、こういう人ほど。弱そうに思われている人のほうが、心の中であっかんべぇをしていたりする。まぁ、損な性分ということで、ご本人は納得づく。後悔何ぞとは無縁のところで生きておられる。

イブ・シャンピさんが、「僕は日本に負けた」とおっしゃったそうですが、異なった文化を背負って育った夫と妻のギャップを埋めるのは二人の歩み寄り、一人だけがやればいいことではありません。大変だったのですね。

ところで、私はパリで茜色の雲を見たことはありませんが。

2006/02/11 08:45 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ビートルズ1964-65

ラリー・ケイン 「ビートルズ1964-65 (小学館文庫)

40年というのは、回顧録を書くのにちょうどよい時間なのかもしれません。30年だと書くには差しさわりのあることも多いでしょう。50年だと歴史そのものに近くなってしまう。でも、40年の場合、そのあたりのバランスが上手く取れるような気がします。

さて、ラリー・ケインは、彼の言葉を借りると「インタビューをリクエストしただけなのに、全行程への同行を許可された」幸運なジャーナリストでした。同じ専用機でアメリカ中をめぐり、ツアーの合間にインタビューを繰り返す。そのインタビューは、ラジオで放送され、またまたビートルズの人気をあおる役目を果たす。

それにしてもビートルズのツアースケジュールのなんとすさまじいことか!あっちの町、こっちの町へと、到着→コンサート→出発と、息つくまもなく移動を続けています。彼らが演奏するのは、ほんの30分あまり。それでも、どこの町でも例外なく熱狂的なファンが押し寄せ、同行スタッフの身に危険が及びそうになることもある。なんという日々!

たった30分しか、生のビートルズを見られなくても、同じ場所、同じ時間に身を置きたいというのは、ファンにとってはごくごく当たり前の心理です。でも、これほどまでに、世界中の若者をとりこにしたのは、やはりビートルズの楽曲が優れていたからでしょう。確かに、彼らは世界の音楽を変えました。

そしてまた、時代も、ビートルズと同じくらい若いエネルギーにあふれていたのだと私には思えます。

2006/02/10 21:33 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

本も読んでいます

さて、最近、本のことやDVDのことを書いていませんが、一応読んでます。その読書記録です。
ちょっと仕事が忙しくて疲れ気味なので、家ではな〜んにもしたくないのです(言い訳です…)

1月23日−24日 グレアム・グリーン「事件の核心」 (ハヤカワepi文庫)

20世紀イギリスを代表する作家の一人です。日本では、「第三の男」の原作者として名前は知られていても、実はあまり読まれていないのではないかという気がします。ことに最近は。
帯には「恋愛小説」とありますが、私には植民地で暮らすイギリス人の悲劇という気がしました。たとえば旧植民地に支店網を持つイギリスの会社には、海外勤務要員とでも言うべきスタッフがいました。広い社宅に住み、それなりによい暮らしが保障されているけれど、彼らは、ずーっと海外勤務です。あっちの国、こっちの国、と転勤を繰り返す。本国に帰れるのは、引退する時です。子供はある程度の年齢に達すると、本国のボーディング・スクール、つまり寄宿学校に進学させ、大学受験の準備をさせる、とまぁ、大英帝国が植民地支配をしていたころのような生活をしている人たちが、つい最近までいたのです。そういう暮らしを選んだ人たちと、香港やシンガポールで幾度も会ったことがあります。香港が返還され、中国の影響がどんどん強くなっている東南アジア。今、イギリス系の会社はどんな形でビジネスをしているのでしょうか。

この「事件の核心」という作品の中では、カトリック教が重要な役割を果たしています。本質を完全に理解するのは難しい、というのが異教徒である私の感想。

その他、読んでいたのは以下のとおり。(また、稿を改めて書きます。)

1月25日−27日 ラリー・ケイン 「ビートルズ1964−65」 (小学館文庫)
ビートルズのアメリカツアーに同行したマイアミのラジオ局のレポーターが、40年後に当時を振り返って書いた本です。最近、この手の回顧本によく手が出ているようです。

1月30日―31日 岸恵子 「巴里の空はあかね雲」 (新潮文庫)
ベラルーシや中東のルポは読んでいたのですが、自伝的な要素の強いこの本は、これまで敬遠してきました。でも、やっぱり一度は読んでみるかと・・・

2月1日 ジョルジュ・サンド「愛の妖精」 (中公文庫)
昔、別の出版社から出ていたものが、新たに中公文庫に収録されました。こういう形も増えてきています。ハヤカワ文庫といい、中公文庫といい、出版社がそれぞれ個性を出そうとしているのはうれしい。

2006/02/07 00:02 | COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

立春大吉

子供のころ、節分の日に「立春大吉」のお札を用意するのは、私の役目でした。祖母が半紙を切って短冊を作ります。それに、筆で「立春大吉」と書くのです。お習字のお稽古が好きだった私は、嬉々として墨をすり筆を持ったものです。

お札は立春の日に柱に貼ります。床の間の柱だけでなく、玄関にも張っていたような記憶があります。貼る時に前の年のお札をはがすので、お習字の上達振りがよくわかりました。誰の目にもはっきりと上手くかけていると分かる年があり、妙に気取った字を書いてしまい、去年のほうがよかったと後悔する年あり…
でも、上手かろうと下手だろうと次の立春が来るまでは、自分の書いた字を見続けることになるのですから、それなりに気持ちを込めて書いていたような気がします。

柱のない家に住むようになって何年になるのでしょう。「書いておくれ」と半紙を持ってくる祖母も、もういません。それをいいことに季節の決まりごとを一つ減らしてしまったことは確かです。

2006/02/04 23:09 | 雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

 | BLOG TOP |