会津の秋

日常からちょっと離れて、会津東山温泉へ。
風邪引きだし、疲れているし、止めてしまおうかとも思っていたのですが、こんな時こそ気分転換が必要と割り切って、出かけてきました。

会津の旅は郡山から始まります。赤べこ号

せっかく紅葉の季節に来たのだからと、ちょっとだけ観光。七日町という辺りが、どうも観光スポットだったようです。それにしても蔵の多いこと!
会津の蔵 渋川問屋の蔵  会津の蔵2 
蔵には、味噌、酒、それに漆器をつくったり保存していたりしたようです。

でも、街並みの統一感はあまりありませんでした。レトロな洋館や蔵を観光資源として活用し始めたようですが、本格的な取り組みはこれからなのでしょうか・・・

鶴ヶ城紅葉 鶴ヶ城紅葉2 鶴ヶ城の紅葉です。「荒城の月」は、土井晩翠が、鶴ヶ城と仙台の青葉城をから想を得て詞を書いたそうな。私は滝廉太郎からの連想で、豊後竹田の岡城しか頭にありませんでしたが・・・

ついでに飯盛山へも行きました。急な石段を見て中年徒歩組二人、「えっ、登るの?」と叫ぶ。
でも、ご心配なく。ちゃんと文明の利器が備わっていました。エスカレーターではなく、登るベルトコンベアーといった趣で、250円也。もちろん利用させていただきました。
飯盛山 さざえ堂
ベルトコンベアーは上りだけです。下りは、さざえ堂の方に回れば、ゆるやかな坂道になっていますから、大丈夫。さざえ堂というのは、二重らせんのスロープに沿って一方通行で上って下ってぐるりと堂内のお参りができるというとても変わったお堂です。

お宿は、東山温泉の向瀧。よい旅館でした。登録有形無形文化財の建物も、中庭も、実によく手入れが行き届き、番頭さんや仲居さんのマナーも良い。地のもののお料理も、温泉も、大変結構でした。「きつねの湯」という昔ながらのちょっと熱めのお湯に何度か入り、ぽかぽかと温まって、10時間も寝てしまいました。
なんということでしょう!




2008/11/09 20:36 | COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

ひと山越えて・・・

仕事はひと山越えて、あとは、力仕事が待っています。けっこうつらいんだわ、これが。手間も時間もかかりますからね。

相変わらずどんどんと時間が経って、なにやらすっかり涼しくなってきました。そろそろ麻や綿よりウールが恋しくなる季節です。クローゼットの片付けもしなくっちゃねぇ…その前に、先週の京都の写真だけでもアップしておきましょう。

サッカー見る前に、雨と競争しながらいったのが清水寺。何度も行っているお寺さんですが、随求堂の胎内めぐり をしたのは初めてです。漆黒の闇の中、通路はうねうねと曲がっていて、左側の壁際にあるお数珠をたどるのに必死でした。

嬉しいことに、御本尊の御開帳の期間で、十一面千手観音を拝ませていただきました。二十八部衆を従えた堂々たる観音様でした。次の御開帳は、25年後だとか・・・良い時にお参りさせていただいたと感謝。
清水さん
何時来ても、何時見ても、清水さんからの眺めは気持ちがいい。参道のお店を冷やかして、三年坂、二年坂と、高台寺の方に抜けていく道は、観光地ではあっても楽しめます。

翌日、お昼過ぎの新幹線で戻ることにしたので、それまでの時間、東福寺に行きました。鳥羽、伏見方面には縁がなくて、京都駅からは近いのに、行ったことがなかったのです。東福寺は堂々たるお寺。さすがに、京都五山の一つです。でも、禅寺なりの簡素さもあって、気持のよい時間を過ごしました。
東福寺山門.〈三門〉 五社成就宮〈五社成就宮〉

境内にある五社成就宮は欲張りなお宮。東福寺の鎮守社として、石清水、賀茂、稲荷、春日、日吉の五社神を祀るので五社明神社とも言うのだそうです。

ここは、紅葉の頃が一番よいそうです。そうでしょうとも、臥雲橋から通天橋にかけて、小川がミニ峡谷の趣をかもし出し、しかも、ほとんどが楓じゃありませんか!紅葉の頃、再訪したいお寺さんでした。今年は無理でしょうが、いつかきっと!

清水寺のWebページ
東福寺のWebページ

2008/09/28 19:48 | COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

奈良

ちょっと時期は早かったけれど、自分の中では夏休み旅行だったので、16日からは3日間休暇を取っていました。さて、京都のあとはどこへ行こう。丹後?近江?
いろいろ考えてはみたのですが、結局、友人の勧めに従って奈良へ行くことにしました。ほら、「下手な考え、休むに似たり」と言うじゃありませんか。

なにしろ今回、友人たちの勧めには徹底的に従うことにしています。大学時代の仲間内のネットの掲示板に奈良に行くと書いておいたら、秋篠寺に行けという指令書にも似たメールが、追いかけてきました。はい、ちゃんと秋篠寺にも行って来ましたよ。一度はあの伎藝天さんにおめもじしたいと思っていたことですし。

秋篠寺は、西大寺から歩いて15分ほどの距離でしょうか・・・空模様が怪しかったので、タクシーを奢りました。790円。運転手さんがきれいな奈良言葉を話す方で、その上とても詳しい。聞けば、「奈良まほろばソムリエ検定」という資格試験があるのだとか。お勉強なさっているのですね。短い時間の間に、奈良の見どころを教えていただきました。私って、強運?
秋篠寺
静かな住宅地に囲まれているのに、バス停の脇には競輪場があるという秋篠寺は、何やら不思議な場所でした。でも、もっと不思議なのが、お寺さんそのもの。あの伎藝天さんが、御本尊の薬師如来さん、梵天さん、帝釈天さんと一緒に、ガラスケースの中に収まるでもなく、ごく当たり前のように本堂に立っておられました。あれは熟女の腰つきですね。生命力を感じさせます。お不動さんは、片方の歯は上を向き、もう片方は下を向いているというとても珍しいものだそうです(by運転手さんからの受け売り)。本堂は国宝だし、仏像は重要文化財。こんなに無造作に置いておいて大丈夫なんでしょうか・・・

東大寺では大仏さまには会わず、鹿さんと遊んできました。南大門のど真ん中にどっしりと腰をおろしたこの鹿さん、堂々たる威丈夫じゃありませんか。
小鹿  大鹿

宿泊は奈良ホテル。初めて泊まりましたが、歴史があるのに威圧感がない素敵なホテルでした。やはり木造ならではの柔らかさでしょうか。
奈良ホテル 奈良ホテル廊下


夕方、奈良町を散歩。奈良町は、写真写りのいい町です。
ならまち
写真を撮りつつ、夕飯をどこで食べようか、と心は食べ物(と飲み物)に飛んでいます。こ綺麗でも人の入っていない店は×。奈良町の外れの路地裏でキッチンPepitaという店を見つけました。かなりの覚悟の上で、思い切って扉を押したのですが、このお店は◎。カウンターで隣合わせた方から、和食のおいしいお店も教えてもらい、もう奈良で食べ物屋を探す必要がなくなりました

白ネコ 格子ねこ

奈良を発つ前、興福寺の国宝館で阿修羅さんとお話をする。わたしにもなぁ、聞いていただきたいことが、いろいろありますんや。
興福寺

古の都を回って、京都は、奈良はアジア、と感じました。。風景も京都ほど閉じていません。また、仏さまも古いものが多いためか、ギリシア風のお顔、大陸風のお顔をたくさんお見受けしました。そんなことが、和よりもアジアを強く感じさせた理由かもしれません。

2008/07/24 00:15 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

京都

タイムリーな更新ではありませんが、備忘録だもん、構うことないわよねぇ・・・というわけで、祇園祭@京都の続きです。

さて、祇園祭の見物は途中で切り上げて洛北へ。
遠出をしたわけではありません。適当にバスに乗って、千本通を上がりました。千本通まで来ると、祇園祭の喧騒は別世界のものです。カメラを抱えていた私に、「祇園祭に来はったん?ええ写真、とれましたか?」と話しかけてくるおばあちゃまがいらしたり、ここにはいつもと変らない普段着の京都がありました。「いやぁ、なかなか上手いこと撮れませんわ。」

孤蓬庵から今宮神社にかけての静かな道を歩きました。
狐蓬庵  今宮神社
そして、この暑さではとても上賀茂までは歩けない、バスで行こうと、大徳寺の裏手を堀川通目指してよろよろと歩いていきながら、あ、この風景が好きで京都に来るたびに洛北にくるんだ、と納得。真正面に比叡山が見えるのです。そして、賀茂川にかかる御薗橋からみる北山の風景に、鳥居をくぐってからの境内の広さ・・・京都に来るたびに必ず来てしまう私の神社です。ただ、17日、日差しをさえぎる木もない参道は、死ぬほど暑かったですけれど。
上賀茂
また、バスに乗って下鴨神社へ。途中、あぁこの道は知っている、円通寺に行ったときに通ったぞ、いい住宅地になったじゃん、などと思いつつ、きょろきょろと車窓から外を見回していました。怪しいおばさん!
北大路や北山通は何度も通っていますが、実は、下鴨神社に立ち寄るのは今回が初めてだったのです。こちらも、糺ノ森の豊かさにちょっぴり感激。この森は、明治神宮の森とすこし雰囲気が似ていますね。
下鴨  糺の森
御所の辺りも、いつもどおり。祇園祭は、京都中が熱狂するのかと思っていましたが、そうでもないようです。あれは洛中の町衆のお祭りやさかいに、とでも言いたげなそっけなさも、京都の一部なのでしょう。

夕方、駅ビルで京都の町を見下ろしながら、友人にご馳走になって、長い一日が終了。散財させて、悪かったねぇ。お返しは、今度東京でね。

京都をとり囲む山々が鮮やかでした。
京都遠景

2008/07/22 23:50 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

祇園祭@京都

いまさらですが、忘れないうちに祇園祭のことを・・・

初めての祇園祭。な〜るほどね、というのが正直な感想です。友人が、一度は見る価値があると薦めてくれたわけがよく分かりました。

今回の京都行の最大のお目当ては、16日のサッカー観戦でしたが、到着後に西京極に向かうまでの時間、友人の娘さんが街歩きに付き合ってくれました。(昨年、ロンドンで会ったお嬢さんです。)お蔭で、町屋カフェにも行けましたしね。感謝、感謝。

さて、祇園祭。これは、洛中の町人たちのお祭りです。もともとは、暑い夏に跋扈する疫神を退散するために始まった祇園御霊会を、室町時代以降力を蓄えてきた町人たちが、経済力を誇示するような豪華な飾り物を作って、祭りに彩りを添えるようになりました。7月に入ると、各山鉾町内でさまざまな神事を行いつつ、16日の宵山、17日の山鉾巡行で祭りのハイライトを迎えます。

16日の午後は四条通よりも北側の山を見て歩きました。それぞれの山鉾町では、飾り付けをするだけでなく、厄除けのちまきやお札を売ったりしています。Tシャツを売っているところも多く、さすが商売がお上手。八幡山で、かわいい鳩の土鈴を買いました。

飾り付けの終わった山の前後に掲げた提灯に灯をともし、祇園囃子がどこからともなく聞こえてくるのが宵山。山自体は動かしません。17日の山鉾巡行は、長刀鉾を先頭に32基の山鉾が四条烏丸から出発して、四条通を河原町まで。その後、河原町通を御池通まで北上します。御池通には、有料観覧席が設けられており、その前をゆるゆると御池通を通ったあと、山鉾は狭い新町通を下って、それぞれの町屋に戻っていきます。
四条烏丸 <出発を待つ山鉾> 

山鉾といいますが、鉾と山が別々のものだなんて知りませんでした。鉾は大きく高くそびえ、大勢で曳きます。山は鉾がない分こじんまりとしていますが、謡曲などに題材を求めたユニークなものがたくさん。蟷螂山って、本当に蟷螂が山の上に乗っています。
蟷螂山

17日、9時の開始には遅れましたが、四条烏丸でしばらく山鉾が出発していくところを眺め、そのあと、御池と東洞院で長刀鉾が来るのを待ちました。売店のおっちゃんと話をしたり、観覧席に続々と入っていくクラブツーリズム(って、何ですか?)の熟年ツアーの方々を見ていたり、宵山の熱気とは一味違った祭の雰囲気を楽しみました。
長刀鉾
この写真は長刀鉾。この鉾は特別で、毎年32基の山鉾の先頭を進みますし、御稚児さんが乗るのもこの鉾だけなのだそうです。

祇園祭の山鉾は、人が歩くスピードで動きます。こういう人と同じのんびりとしたリズムはいいですね。

2008/07/20 18:45 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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